あなたは「正月に食べる栗きんとんの由来や意味は何だろう?」と気になっていませんか?
栗きんとんはおせち料理にも入っているので縁起が良いのでしょうが、イマイチ意味が分からないまま食べていますよね…。
そこで今回は『正月に食べる栗きんとんの由来と意味・縁起が良い理由』について解説していきます。
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正月の栗きんとんの由来は?
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正月に食べる栗きんとんの由来は室町時代(1336年~1573年)までさかのぼります。
しかし当時の文献には「栗金団」という名前は記載されていますが、材料や作り方は載っていません。
江戸時代後期に書かれた『貞丈雑記』という本には、栗きんとんを食べると中から砂糖が飛び出すので注意することと書かれています。
ですが現代の栗きんとんは栗を粘り気の強い餡に包んでおり、中に砂糖は入っていません。
どうやら江戸時代以前の栗きんとんは現代とまったく異なっていたようですね。
ちなみに、現在のように栗を餡で包むようになったのは明治時代ごろと言われています。
栗きんとんの意味は何?
栗きんとんには
- 商売繁盛
- 金運(財運)向上
- 勝負運向上
の3つの意味が込められています。
次の項目からは栗きんとんに縁起が良い意味がある理由を見ていきましょう!
商売繁盛の意味がある理由
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正月に食べる栗きんとんは漢字で書くと「栗金団」となり、金団には金の団子や金の布団という意味があります。
金団の意味が転じて金塊や金の小判に例えられるようになりました。
これが栗きんとんに商売繁盛の縁起がある理由です。
金運(財運)向上の意味がある理由
栗きんとんはとても綺麗な金色をしていますが、あの綺麗な色も金の小判や金塊に例えられる理由の一つです。
より鮮やかな金色を出すためにクチナシを用いることもあるため、栗きんとんの色も金運上昇に大切な要素だと私は考えています。
勝負運向上の意味がある理由
勝負運向上の縁起は栗の実そのものにあるのです。
栗の実を乾燥させて臼でついた搗栗という食べ物があります。
搗栗は勝ち栗に転ずることから武将が出陣のときによく食べていました。
この搗栗が江戸時代初期になると、おめでたい縁起物として食べられるようになったのです。
まとめ
・栗きんとんの由来は室町時代までさかのぼり、当時の文献にも『栗金団』の記載がある。
・江戸時代以前の栗きんとんは現在とまったく異なる食べ物だった。
・栗金団には下記の3つの縁起が良い意味がある。
- 商売繁盛
- 金運(財運)向上
- 勝負運向上
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