あなたは「正月や初詣の神社で買うものは何があったっけ?」と悩んでいませんか?
正月は私たち日本人にとって特別な祝日なので、神社で縁起物を買うと2019年が一層明るいものになりそうですね。
この記事では『正月や初詣に神社で買うと良い6種類の縁起物・各縁起物のご利益や由来』について解説していきます。
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目次
正月(初詣)に神社で買うものの種類と名前は?
正月や初詣の神社で買うと良いものは以下の六種類です。
- 破魔矢
- お札
- お守り
- 絵馬
- だるま
- 熊手
それでは次の項目からご利益と由来をお話していきます。
破魔矢のご利益と由来は?
破魔矢には以下の三種類のご利益があります。
- 幸運を射止める
- 厄除け
- 魔除け
破魔矢は破魔弓につがえて射る矢のことで、もともとは浜矢(浜弓)と表していました。
由来は平安時代に宮中で行われた射礼という年中行事です。
射礼ではワラで編まれた円盤を、小さな弓矢を使って射止めます。
この時に使われた弓矢が、現在でも神社で購入できる破魔矢の由来です。
江戸時代になると破魔矢が縁起を持つようになります。
当時の破魔矢は正月に男の子の前途を祝って贈った縁起物でした。
それが時代を経るにつれて、現在のように幸運を射止めたり厄除けや魔除けの意味を持つようになりました。
お札のご利益や由来は?
お札のご利益は多岐に渡るためここでは一部だけ紹介します。
- 火難除け
- 家内安全
- 開運招福
お札は神社やお寺で購入できる護符の一種で、神棚や仏壇に納めたり柱などに貼り付けてご利益を祈願します。
お札の由来は祈祷時に読むお経の題目や回数を書いた巻数です。
簡単に言うと目次や目録のようなものですね。
お札は主に神社仏閣に祀られている神仏の名前が書かれています。
平安時代以降になると和歌山県の熊野大社の祈祷師が全国を回り、お札やお札の持つご利益を広めた経緯があります。
そのためお札はご神体そのものとして扱われることも多いのです。
お守りのご利益や由来は?
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お守りは肌身離さずもっているとそのご利益にあやかれたり、危険から逃れられると信じられています。
お守りのご利益も多岐に渡るため一部だけ紹介しますね。
- 家内安全
- 交通安全
- 縁結び
- 厄除け
現在は守り袋に入った懸守りというお守りが主流で、懸守りの由来はかなり古く平安時代までさかのぼります。
懸守りはもともと庶民ではなく貴族の間で広まったものです。
平安時代中期になると、女性が護符を守り袋に入れて首から下げるようになりました。
これが鎌倉時代になると武家の間にも広まったと言います。
さらに江戸時代になると、腰に下げたり懐に入れて持ち歩く人が増えました。
これが現在でも私たちが購入するお守りの由来です。
お守りの中身に入っている物は何?
お守りの中身には神仏の名前やお経が書かれた紙が入っています。
木材や金属に書かれていることもあるようですが、神社によって素材や形状は様々です。
しかし中身を直接見ることはおすすめしません。
これは個人的な考えですが、お守りの中身を見てしまうとご利益がなくなるような気がします。
そもそも中身の護符は御神体と同じなので粗末に扱わない方が良いでしょう。
絵馬のご利益や由来は?
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絵馬は神様へあなたのお願い事を伝える役割があり、あやかりたいご利益はあなた自身で書くことが可能です。
願いが叶った後はお礼や感謝の言葉を書くのが良いですね。
絵馬はかつて、神事や祈願の際に奉納していた生きた馬が由来です。
このような神聖視された馬を神馬と呼びます。
祈願のために神馬を奉納する風習は奈良時代(710年~794年)から始まりました。
しかし小さな神社では神馬のお世話が大きな負担となります。
また神馬はかなり高価なので、奉納する人にも大きな負担がかかります。
負担を減らすために、次第に馬の絵が描かれた板を納めるようになったことが由来です。
だるまのご利益や由来は?
だるまは色によってあやかれるご利益が異なります。
以下に簡単にまとめてみました。
(赤色)
- 家内安全
- 魔除け
- 開運
(黄色)
- 金運
- 幸運
- 夢の実現
(青色)
- 学業向上
- 才能向上
(緑色)
- 身体健勝
- 才能開花
(黄緑)
- 無病息災
- 精神安定
(桃色)
- 恋愛成就
- 愛情運向上
(オレンジ)
- 子宝成就
- 災難除け
(紫)
- 健康長寿
- 品格向上
(ローズピンク)
- 良縁成就
- 結婚成就
(スカイブルー)
- 潜在能力開花
- 心の安定
(ペールブルー)
- 災難災害除け
- 厄除け
(金色)
- 金運向上
- 仕事運向上
(銀色)
- 自己実現
- 安産
(白色)
- 受験合格
- 目標達成
(黒色)
- 商売繁盛
- 事業繁栄
だるまの由来はインド出身で実在した達磨というお坊さんです。
菩薩達磨とも呼ばれており、大乗仏教の一派である禅宗を立ち上げました。
達磨の生涯ついては現在もはっきりと解明されておらず、伝説的な部分も多いため真実味には欠けます。
一説によると達磨はインド国王の第三皇子として生まれたそうですが、伝説なので真偽は不明です…。
縁起物のだるまは座禅中の達磨の姿を表しているため手足がありません。
基本色が赤色なのは、赤色が魔除けの色と信じられているからです。
熊手のご利益や由来は?
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熊手には以下の二種類のご利益があります。
- 良い運勢をかき集める
- 金運や財運をかき集める
熊手の由来は農具です。
農具としての熊手は、落ち葉や穀物をかき集める用途があります。
熊手にはかき集める役割があるため、江戸時代から福徳をかき集める縁起物となりました。
正月や初詣の神社でも購入できますが、11月に各地の神社で行われる酉の市でも購入することもできます。
以下の記事でも熊手について詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
関連:正月に飾る熊手の意味は何?縁起物になった由来や理由が意外だった?
まとめ
・正月や初詣の神社で買うものとして以下の六種類を紹介した。
- 破魔矢
- お札
- お守り
- 絵馬
- だるま
- 熊手
・各項目でそれぞれのご利益や由来を解説しているので確認してほしい。
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最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!