あなたは「正月の玄関飾りはすでに飾っているけど、いつまで飾ればいいんだろう?」と、お悩みではないですか?
基本的に玄関に飾る正月飾りは以下の4種類があります。
- 門松(松飾り)
- しめ縄(しめ飾り)
- 鏡餅
- 輪じめ(輪飾り)
この記事では『4つの玄関飾りを飾る期間・それぞれの玄関飾りを外した後の扱い方・玄関飾りの意味や由来』についてお話ししていきます。
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目次
正月の玄関飾りはいつまで飾るの?
関連:お正月(年末)の歌で年の初めの…で始まる曲の題名は?歌詞の意味が深い?
これら4つをまとめて玄関飾りと呼んでいますが飾っておく期間は同じです。
鏡餅だけは期間が異なるので別に解説します。
門松・しめ縄・輪締めを飾る期間
基本的にこの3つは松の内まで飾ります。
松の内は地域によって期間が異なるので注意してください。
以下に地域別の松の内期間をまとめています。
関東:1月1日~1月7日まで
関西:1月1日~1月15日まで
京阪地方・岐阜県・石川県・群馬県の一部:1月1日~1月20日まで
※3日まで、6日まで、8日までとする地域もある。
お住まいの地域のルールがよく分からない場合は、以下の方法で調べることができます。
- ご近所さんに聞いてみる
- 近くに住むお年寄りに聞いてみる
- 同じ地域の友達や知り合いに聞いてみる
- あなたのお家の近くにある神社に聞いてみる
上記の中で最もオススメなのは、4番の近くの神社に聞いてみる方法です。
家から一番近い神社を氏神神社と言います。
氏神神社はあなたのお家の周辺地域を守ってくれている神社です。氏神神社はその地域に古くから存在しています。
そのためかなり信憑性の高い情報が聞けると思いますよ!
鏡餅を飾る期間
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鏡餅は鏡開きの日まで飾っておきます。鏡開きも地域によって違うようです。
以下に地域別で日程をまとめているのでご確認ください。
- 関東:1月11日
- 関西:1月20日
- 京都府など一部の地域:1月4日
もし不安なら、ご近所さんに聞くか氏神神社に聞くようにしてくださいね!
玄関飾りは処分と使い回しどっちがいい?
関連:正月の幕の内はいつからいつまで?期間が地域別で違う理由は?
基本的には毎年買い替え方がいいです。
しかし私の家では使い回しています。お正月の数週間しか飾らないのに、処分するのはもったいないですからね(笑)
もし処分したい場合は、次の項目からそれぞれの処分方法を紹介しているのでご確認ください。
処分方法も鏡餅以外は同じなのでまとめています。
門松・しめ縄・輪締めの処分方法
これらの玄関飾りはどんど焼き(別名:左義長)でお焚き上げするのが最適です。
どんど焼きとは正月飾りをお焚き上げして、火と共に歳神様を見送る意味があります。
以下にどんど焼きの様子が分かる動画を記載しているのでご確認ください。(雰囲気や規模は各神社や地域で異なります)
主に神社や各自治体で行わることが多いようで、だいたい1月14日の夜や15日の朝に行われます。
しかし、各自治体や神社によって開催日程が違うので注意が必要です。そもそもどんど焼きを行っていない地域もあります。
地域や神社によって日程や受付可能な物が異なるため、事前にネット等で調べることをおすすめします!
あ、そうそう、どんど焼きでお焚き上げする場合は必ずプラスチック部分を外してください。不燃物を燃やすと有毒物質が発生する恐れがあるので。
鏡餅の処分方法
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鏡餅は鏡開きの日に家族全員が集まって食べます。
もし鏡餅が大きい場合は小さく割ってくださいね。しかし、鏡餅を割る際は以下の注意点に気を付ける必要があります。
- 刃物を使わない
- 刃物以外の道具(木槌など)を使って割る
鏡開きは武家社会で生まれました。刃物で鏡餅を割ることは切腹を連想させるため、現代でも木槌や手で割る方法が良いです。
最初から小さいサイズの鏡餅を作ると、割る手間も省けて道具も必要ないのでおすすめですよ!
実際に私の家でも小さい鏡餅を作っていましたが、そのままお雑煮にすれば良いのでかなり楽でした(笑)
玄関に正月飾りを飾る由来や意味は何?
これらの玄関飾りにはもちろん縁起が良い意味があります。
お正月が終われば玄関飾りの役目も終わるため、この機会にお子さんに意味を教えてあげるのも良いかもしれませんね!
門松(松飾り)
門松は歳神様が宿る居場所として玄関先に飾っておきます。これは神様が木や樹木に宿る性質を持つためです。
歳神様はその年の豊作や幸福を運んできてくださいます。
あ、そうそう、実は門松は時代によって素材が変わっていたことはご存知でしょうか?
昔は門松に以下の素材が使われていたようです。
- ツバキ
- サカキ
- シキミ
- シイ
- スギ
時代によって素材が変化した結果、おめでたい木と考えられている松が使われるようになりました。
現代でも門松の素材は地域によって少し異なるようです。
他にも長寿を意味する竹を使う地域もあったり、そもそも門松を飾らない地域もあります。
また、玄関先に飾らずに床の間や神棚だけに飾る地域もあるそうです。
しめ縄(しめ飾り)
引用:https://besty.jp/
しめ縄はおめでたい新年に、悪いモノや悪い気が入らないようにするために飾ります。
元々しめ縄とは、神聖な場所と普通の場所を区別するために張られていました。
そのためしめ縄の向こう側は、神様の世界で神聖な場所とされています。
しめ縄は比較的早い時代に信仰と結び付けられました。
神様をお迎えするために神聖な場所を区別し、神域へ来てもらうためにしめ縄を張ります。
そしてしめ縄は神様が来臨していることを表す印になりました。
鏡餅
鏡餅は歳神様へのお供え物です。お正月に来臨する歳神様は鏡餅にも宿ると言われています。
鏡開きの日に家族そろって鏡餅を食べるのは以下の縁起が良い意味があるようです。
- 歳神様をお送りするため。
- 歳神様の力を授けてもらい1年間の無病息災を願う。
- お餅は長く延びて切れないので長寿祈願の意味もある。
輪飾り(輪じめ)
輪飾りは歳神様が宿る居場所とするためです。しめ縄を簡略化した物が輪飾りです。
しめ縄は主に玄関先に飾るのに対し、輪飾りは台所やトイレなどの水回りに飾ります。
門松や玄関、室内に飾ることもあるようです。
地域によって呼び方が変わるので以下に呼称をまとめてみました。
関東:輪飾り
関西:ちょろ
東海:輪締め
あなたがお住まいの地域ではどのように呼んでいますか?
もし上記以外の名称で呼んでいる場合は、ぜひコメントで教えて頂きたいです。
コメントを反映してより良い記事を作るために、あなたのお力をお貸しくださると幸いです!
まとめ
・門松、しめ縄、輪飾りの3種類は松の内期間のみ飾っておく。ただし、松の内期間は地域によって異なる。
【地域別の松の内期間】
関東:1月1日~1月7日まで
関西:1月1日~1月15日まで
京阪地方・岐阜県・石川県・群馬県の一部:1月1日~1月20日まで
※3日まで、6日まで、8日までとする地域もある。
・鏡餅は鏡開きの日に家族全員で食べる。鏡開きの日も地域によって違う。
【鏡開きを行う日程】
関東:1月11日
関西:1月20日
京都府など一部の地域:1月4日
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最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!