あなたは「正月に飲むお屠蘇の効果や効能が知りたい!」と思っていませんか?
お屠蘇は普段あまり飲みませんがかなり健康に良い効果があるそうですよ!
この記事では『お屠蘇の効果や効能・正月にお屠蘇を飲む意味・お屠蘇の歴史』について解説していきます。
目次
正月に飲むお屠蘇の効果や効能は?
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お屠蘇には以下の6種類の中華食材が使われています。
- 白朮
- 山椒
- 桔梗
- 肉桂
- 防風
- 陳皮
もちろん食材によって効果や効能は異なります。
次の項目から、それぞれの食材について解説していきますね。
白朮(びゃくじゅつ)の効果や効能
白朮には胃腸の調子を整える効果があります。
白朮とは菊の仲間であるオオバナオケラの根っこです。
秋ごろにオケラの根っこを掘り出して白朮にするそうです。
私は現物を見たことはありませんが、独特の強い匂いがすると言われています。
山椒(さんしょう)の効果や効能
山椒の果実の皮には胃の調子を整える効果があります。
うな重などの香辛料に使うのは有名ですが、山椒は若い芽も食べることができます。
桔梗(ききょう)の効果や効能
桔梗の根っこには咳の症状を軽くする効果があります。
桔梗は綺麗な紫色の花を咲かせる人気の植物です。
まさかお屠蘇にも使われていたとは思いませんでしたね(笑)
肉桂(にっけい)の効果や効能
肉桂とはシナモンの事で胃腸の調子を整えたり血流を良くして体を温める効果があります。
防風(ぼうふう)の効果や効能
防風はせり科のボウフウという植物の根っこや茎を乾燥させたものです。
防風の根っこには熱を治したり風邪や頭痛を和らげる効果があります。
陳皮(ちんぴ)の効果や効能
引用:thumbnail.image.rakuten.co.jp/
陳皮とはミカンの皮の事です。
ミカンの皮には美肌やリラックス効果、血流を改善して体を温める効果があります。
私の家ではミカンの皮を捨てていますが、皮も食べた方がいいかもしれませんね!
正月にお屠蘇を飲む意味は何?
正月にお屠蘇を飲むのは「悪いモノを追い払い、家族みんなが健康で長生きできますように」という意味があるからです。
お屠蘇の「屠」には邪気を追い払うという意味があります。
お屠蘇の「蘇」には死んだ者(魂)がよみがえるという意味があります。
お屠蘇の歴史はかなり古い?
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お屠蘇は平安時代(794年~1192年)にはすでに飲まれていたようです。
しかし当時のお屠蘇は貴族の飲み物であり、一般庶民には流通していませんでした。
お屠蘇が一般人に普及しだしたのは江戸時代(1603年~1868年)に入ってからです。
本来のお屠蘇は唐(昔の中国)で誕生しました。
当時の中国ではお屠蘇を飲むと不老長寿になれると信じられていたそうです。
まとめ
・お屠蘇には以下の6種類の中華食材が使われている。効果は食材によって違う。
- 白朮:胃腸の調子を整える。
- 山椒:胃の調子を整える。
- 桔梗:咳の症状を軽くする。
- 肉桂:胃腸の調子を整える。血流を改善して体を温める。
- 防風:熱、風邪、頭痛を和らげる。
- 陳皮:美肌効果、リラックス効果、血流を改善して体を温める。
・正月にお屠蘇を飲むのは『悪いモノを追い払い、家族全員が健康で長生きできるように』という意味があるためだ。
・お屠蘇は平安時代には飲まれており、一般庶民に普及したのは江戸時代からである。
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