あなたは「神棚の鏡は置き方や位置は決まっているの?」とお悩みではないですか?
この鏡は神鏡という神具で置き方は決まっています。
ただ、置いて終わりではなく綺麗にお手入れする必要もあります。
この記事では『神鏡の正しい置き方と位置・神鏡の正しい手入れ方法・神鏡の意味』などについてお話ししようと思います。
この記事を最後まで読めば 神鏡のすべてが分かりますよ!
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神鏡の置き方や位置
神鏡は中央の宮形(お札を入れる場所)の前に置くだけで大丈夫です。
中央の宮形は伊勢神宮のお札をお祀りする場所です。
置き方以外に注意する点はないので何も心配はありません。
三社造りの神棚でも一社造りの場合でも、置き方は変わりません。
一社造りの場合は宮形が一つしかありませんので、その宮形の前に置くだけで問題ありません。
神鏡は大小の様々なサイズがあるのであなたの神棚に合った神鏡を買ってくださいね!
神鏡の正しい拭き方や磨き方
神鏡には様々な材料が使われていますが、一般的な材質は真鍮板とニッケルメッキです。
他には青銅・白銅を使った神鏡もありますが、こちらはかなりの高級品です。
なので個人宅の神棚にはあまり使われないと思います。
驚くべきことに、高級な神鏡のお値段は数万~数十万円はするとか!
さすがにこれほどの高級品を使う必要はありませんが(笑)
この項目では、一般的な神鏡(真鍮板・ニッケルメッキ製)の磨き方をお話ししますね。
使う道具もかなり少なく、あなたのお家にも絶対にある物しか使いません!
詳しい磨き方と使用道具は以下の通りです。
使う掃除道具
①市販の中性洗剤(台所用でも可)
②素手
③流水
④ガーゼ
神鏡の磨き方
①手をキレイに洗う
②神鏡に中性洗剤を数滴だけかける
③洗剤をよく泡立てる
④手を使って全体をまんべんなく磨く
⑤流水で洗剤を流す
⑥ガーゼで優しく水滴を吸い取る
※ガーゼでゴシゴシと強く拭くと傷が付く恐れがあります。
掃除するタイミング
・基本的には1ヶ月に1回程度が望ましい
・汚れてきたと思ったら掃除するのが良い
神鏡台の拭き方
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神鏡には鏡を支える神鏡台が必要になってきます。
この神鏡台も汚れるので、その場合は神鏡と同じく掃除します。
詳しい手入れ方法と使用道具は以下の通りです。
使う掃除用具
①熱めのお湯(少量)
②綿を使った布巾
神鏡台の手入れ方法
①綿を使った布巾をお湯につける
※お湯を使い過ぎると神鏡台が割れる恐れがあります。
②その布巾を固くしっかりと絞る
③神鏡台の汚れを拭き取る
④しばらく放置して神鏡台と布巾を乾かす
⑤乾いた布巾で乾拭きする
掃除するタイミング
・汚れていると思った時
神鏡が割れたときの処分方法
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神鏡のような神具が壊れてしまうと「神社に持って行こう!」と思われるかもしれませんね。
たしかに燃える神具はお焚き上げしてくれるのですが、 神鏡の鏡部分は燃えないので処分に困っている神社が多い ようです。
ただし神鏡の木製部分は燃えるのでお焚き上げしてくれます。お焚き上げの対象になるかどうかは、お近くの神社にお問い合わせください。
鏡部分が割れた場合は自宅の庭に埋めるか不燃物としてゴミの日に出すのがいいですね。
どちらの方法でも大丈夫なのですが、処分する前にお塩を使ってお清めする必要があります。
神鏡の意味や由来
神社や神棚に設置する神鏡は太陽を表しているとされています。
これは鏡で日光を反射した時に、正面から見ると太陽のように光り輝くためです。
神道では伊勢神宮の天照大御神(太陽を司る神様)を最高神としています。
そのため、太陽を表している神鏡を神社や神棚に設置すると言われています。
これは私の考えですが、神鏡=太陽=天照大御神と考えられているため、伊勢神宮のお札を納める中央の宮形の前に設置するのかもしれませんね!
神鏡は本当に必要なのか
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上記の意味を見ると絶対に必要な神具かと思いますが、神鏡はあってもなくても問題ありません。なくても罰は当たらないので心配ご無用です!
実際に私の家に設置している神棚には神鏡は置いていません。
神道で一番大切なのは神様を敬って感謝する気持ちです。
たとえ神鏡がなくても、神様を敬って感謝する心を持っていれば神様が怒ることはあり得ないのです。
神鏡の有無よりも、神様を感謝して敬う心を大切にしてほしいと思います!!
まとめ
・三社造りでも一社造りでも中央の宮形の前に設置する。
・天照大御神(太陽の神様)は日本の最高神のため、太陽を表す神鏡を設置すると言われている。
・神鏡は必ずしも設置する必要はない。神道で大切なのは神鏡ではなく、神様を敬い感謝する気持ちである。
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最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!