縁結びの神様、そして福の神としても広く知られている出雲大社のご祭神は、神話の世界には欠かすことのできない神様である「大国主大神(おおくにぬしおおかみ)」です。

 

出雲大社は、単に恋愛のみならず、さまざまな「良いご縁」を手繰り寄せてくれる神社でもあります。

 

今回は、そんな出雲大社に参拝するときに最適な服装や拍手の方法、はたまたお願いの効果は本当にあるのかという疑問についてもご紹介します!

 

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出雲大社のお参りに最適な服装

出雲大社には独自のマナーがあり、参拝に行くには、まず服装に気をつけないといけません。

 

では、どんな点に心を配れば良いのでしょう?

 

とはいえ、通常の参拝の場合は、特に服装には制限はありません。

 

どちらかといえば、長距離を歩くので、動きやすい服装を選ぶのことをオススメします。

 

注意しないといけないのは、特別な日の服装です。

 

特別な日とは、「八足門をくぐって本殿」に入ることのできる日。

 

つまり、正月の三が日や特別な期間は、服装に気を付けなければなりません。

 

それでは、「男性」「女性」別に詳しく見ていきましょう!

 

男性の服装

 

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出雲大社に特別な日に、男性が参拝に行くときに、オススメのアイテムは、以下の通りです。

 

  • シンプルなTシャツやカッターシャツ
  • 長ズボン
  • スニーカー(靴下は必ず履く)
  • 清潔感のある服

 

女性の服装

女性の服装の場合のおススメも、続いてご紹介します。

 

  • シンプルなデザインで、胸元や肩が隠れている服
  • シースルーのように、肌が透けて見えない服
  • 長ズボン、ロングスカートか、短くても膝丈ほどあるスカート
  • スニーカー(靴下は必ず履いて)もしくはヒールの低いパンプス
  • 清潔感のある服装

 

以上のことからわかるように、極力肌の露出が少ない服装で、シンプルかつ清潔感のある格好で参拝に行くことをオススメします。

 

一言で紹介すると、男女ともにいわゆる「正装」といわれる服装がベストですが、出雲大社は何せたくさん歩かなければならないので、それに準ずるカジュアル過ぎない服装を心がけてください。

 

もし、この服装のルールに違反してしまうと、せっかく特別な日に参拝に行ったにも関わらず、入場を拒否され、「八足門」から中に入れてもらえないこともあるので、必ず守るようにしてください。

 

出雲大社のお参りでの拍手(二礼二拍手一礼)のやり方

出雲大社には、服装と同じく、参拝の方法にも特有のルールがあります。

 

反時計まわりで境内を参拝しよう

出雲大社に到着したら、どうのような手順で参拝すればよいかを順に説明します。

 

①大きな「大鳥居(宇迦橋大鳥居・第1の鳥居・旧の鳥居)」を一礼したのち、左足よりくぐる。

 

 

②参道の中央を避け、左右のどちらかを歩く。

 

③「勢溜の鳥居(第2の鳥居・正門)」を、大鳥居の時と同様の方法でくぐる。

 

④右手にある「祓社」を「2礼4拍手1礼」で参拝し、身も心も清らかにする。

 

⑤松並木の参道の左側を歩くように心がける。

 

⑥手水社に到着したら、左手を洗う→右手を洗う→水を手に受け、口をすすぐ(柄杓には口をつけない)→口をすすいだ方の手を洗う→再度水を汲み、柄杓を立て、反対の手と柄杓の持ち手に水を流す→柄杓を伏せた状態で元の場所に戻すという方法で、手と口を清めます。

 

⑦拝殿に進み、「2礼4拍手1礼」で参拝する。

 

⑧八足門の中に本殿があるので、この門でお参りをする。

 

⑨反時計まわり(左回り)で、御本殿の周囲に祀られている神様を参拝する。

 

⑩参拝が全部終わったら、元来た道を帰り、最後の鳥居のところで振り返り、一礼をする。

 

こちらが、出雲大社の正式な参拝ルートですが、多くの方は「勢溜の鳥居(第2の鳥居)」から参拝を開始されることになります。

 

なぜかというと、一畑電車で参拝に向かった場合、下車する駅は、第2の鳥居の最寄り駅の「出雲大社駅」となるからです。

 

また車で向かった場合も出雲大社周辺の駐車場に停めることになるためです。

 

もし、時間や体力にゆとりのある方は、是非「第1の鳥居」(旧大社駅)からスタートしてみてください。

 

拍手の方法

 

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伊勢神宮をはじめとした、一般的な神社では、「2礼2拍手1礼で参拝をします。

 

2礼2拍手1礼

神前で2回お辞儀をし、2回拍手をし、1回お辞儀をする

 

ところが、出雲大社では通常の参拝の場合は「2礼4拍手1礼」です。

 

2礼4拍手1礼

神前で2回お辞儀をし、4回拍手をして1回お辞儀をする

 

さらに、5月14日の大祭の時は、「2礼8拍手1礼となります。

 

2礼8拍手1礼

2回お辞儀をし、8回拍手をして1回お辞儀をする

 

この、8回柏手を打つ参拝の仕方を、「八開手(やひらきで)」と呼びます。

 

そして、この「八開手」という作法は、出雲大社の神職は毎日行っているばかりではなく、伊勢神宮でも大切なお祀りの時には必ず行われます。

 

伊勢神宮では、この「八開手」と合わせて、「八度拝」(立ち座りの動作を4回繰り返す)の参拝の方法が、お祀りの時の神職の基本動作です。

 

では、なぜ「八」がキーワードになるのでしょう?

 

古代より日本では、「八」は良い事が永遠に広がっていくという意味を持つ、「末広がり」という考え方があります。

 

そのことから、大切なお祀りの時や、神様に参拝するときには、永遠に続くようにと心を込めて願うことから、8回柏手を打つと言われています。

 

ちなみに、通常の参拝の方法は、この「2礼8拍手1礼」を簡略化した参拝の方法です。

 

出雲大社のお参りでお願いすると効果はあるのか

出雲大社は、神話の世界にも登場します。

 

みなさんは、「因幡の白兎」の話をご存知でしょうか?

 

出雲大社に祀られている、大国主命にはたくさんの兄神様がおられ、兄神様たちは大変美しいと評判の八上姫の評判を聞きつけ、大国主命に重い荷物を持たせて、八上姫に会いに行かれます。

 

その途中で、サメに毛をむしられて、痛がっている白うさぎと出会います。

 

兄神様たちは、この白うさぎをからかい、より体がヒリヒリする方法を、あたかも傷を癒す治療方法かの如く教えました。

 

ところが、最後尾を歩いていた大国主命は、この白いウサギを哀れに思い、ケガがすっかり治る治療方法を教え、その通りにするとウサギのケガは、すっかり治りました。

 

恩に着た白兎は、恩返しに八上姫大国主命を引き合わせ、無事2人は結婚しました。

 

このことから、心の優しい大国主命が恋愛成就を成し遂げたことから、「縁結びの神様」としてあがめられ、2人の縁を取り持った白兎は、今でも出雲大社には欠かせない存在です。

 

そんな出雲大社で、ご利益アップにつながるアイテムがいくつかあるので、一緒に見ていきたいと思います。

 

縁結びの碑(えんむすびのいしぶみ)

 

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出雲大社の手水社の手前にある日本画の陶板で、その陶板の前には、かわいい2羽のうさぎが設置されています。

 

こちらの陶板には、8人の奥さまを持った大国主命と、本妻である須勢理毘売が描かれています。

 

ぜひ、こちらの陶板にもお参りをし、恋愛運や結婚運をアップさせてくださいね!

 

女性のみならず、男性も大国主命にあやかって、モテモテになっちゃうかもしれませんよ!

 

かねおまさん

出雲大社は、恋愛に効果があるとともに、子宝のご利益もあると言われています。

 

かねおまさん」は、出雲大社の中でも特に有名な「子宝スポット」です。

 

出雲大社の銅鳥居のそばにある「うまや」に、神馬と神牛の像があります。

 

この2体の銅像は、なんと撫でることができ、特に鼻の辺りを撫でると、子宝と安産のご利益があると言われ、信仰を集めています。

 

お守り

出雲大社には、ご利益が授かれると、人気の高いお守りが何種類かあります。

 

順にご紹介してみましょう!

 

縁結びお守り

赤い布に「えんむすび」と刺繍されたお守りで、恋愛願望の強い若い女性の間で、特に人気です。

 

糸お守り

 

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絹でできた、赤い糸と白い糸を編んだお守りです。

 

身近に置いておくことで、良縁を運んでくれ、恋愛成就に結び付けてくれると言われています。

 

もちろん、男女の恋愛のみならず、友人関係、家族や職場での人間関係など、さまざまな人と人とのつながりにも効果が高いと言われています。

 

参拝後にこれらのお守りを授与していただくと、さらに効果が持続すると言われています。

 

まとめ

・出雲大社に参拝に行くときの服装は、男女ともに特別な日にはルールがあるので、注意が必要である。

 

・出雲大社でのお参りの方法は、いつでも反時計回りに参拝し、柏手は普段「2礼4拍手1礼」だが、特別な日は「2礼8拍手1礼」にしなければならない。

 

・出雲大社には、恋愛アップや安産などにつながるさまざまなスポットがあり、参拝したのちお守を受けることで、効果がアップする。

 

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

 

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