目次
なぜ出雲大社では2礼4拍手1礼なの?
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- “4”という数字が幸せを表している説
- 一霊四魂を表している説
- 東西南北を守る4人の神様に敬意を表している説
- 出雲大社への篤い敬意を示すために2拍手を2回打っている説
- 大国主神は右耳が不自由なので、よく聞こえるように4拍手をする説
2礼4拍手1礼の詳しい由来は現代でも判明していません。あくまでも説なので、参考程度に見てくださると幸いです。
それでは、次の項目から5つの説について1つずつお話ししていきます。
“4”という数字が幸せを表している説
基本的に“4”という数字は「死」を連想させる縁起が悪い数字ですが、出雲大社では幸せを表す数字だと考えられています。
幸せの頭文字が「し」なので『し=4』で拍手を4回鳴らすということですね。
出雲大社に参拝したとき、案内ガイドさんが上記のお話をしてくれることがあるそうですよ!
「4」が死を意味すると考えるよりも、幸せを意味すると考えたほうがポジティブになれるので、個人的に一番好きな説ですね(笑)
一霊四魂を表している説
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一霊四魂とは古神道の考え方で「人間の心は4つの魂から成り立つ」という考え方のことです。
ここで言う魂には以下の4つが挙げられます。
* 荒魂(あらみたま)=勇気。
* 和魂(にぎみたま)=人と親しく交わる気。
* 幸魂(さちみたま)=人を愛して育てる気。
* 奇魂(くしみたま)=探究心、向上心、成長を求める気。
出雲大社の4拍手は上記の4つの魂を表していると考える説です。
東西南北を守る4人の神様に敬意を表している説
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4人の神様は合わせて「四神」と呼ばれており、以下のようにそれぞれ名前があります。「方位の四神」と呼ばれることもあるようですね。
北:玄武
南:朱雀
東:青龍
西:白虎
上記の神様を崇める「四神信仰」は古代中国で生まれたあと、日本まで伝わってきました。
奈良県の明日香村にあるキトラ古墳の壁にも四神の図が描かれているので、四神信仰が日本に伝わったのは少なくとも古墳時代と考えられます。
出雲大社への篤い敬意を示すために2拍手を2回打っている説
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これは昔の人々が出雲大社をとても深く崇敬していたことにより、敬意を表す拍手を4回鳴らしたと考える説ですね。
そもそも拍手には以下のような意味が込められています。
[名](スル)手を打ち合わせて音を出すこと。神を拝んだり賞賛・賛成などの気持ちを表して、手をたたくこと。
出典:デジタル大辞泉
古代日本では貴人にも敬意を示すために拍手をしていたのですが、いつしか人ではなく神様に対して拍手をするようになったと伝わっています。
神様への尊敬の意味が失われていないことから、昔の日本人がどれだけ神様を敬っていたのか分かるような気がしますね!
大国主神は右耳が不自由なのでよく聞こえるように4拍手をする説
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大国主神は右耳が不自由なために左(西)を向いているので、よく聞こえるように2拍手を2回打つようになったとする説ですね。
神社にお祀りされている神様は、基本的には本殿と同じように、北を背にして南を向いていることが多いです。
出雲大社の大国主神は右耳が不自由なので、東を背にして西の方角を向いているという考え方があります。
しかし、大国主神の右耳が不自由という根拠を調べても見つからなかったので、この説は根拠のない言い伝えと考えても良いでしょう。
まとめ
・当記事では2礼4拍手1礼の理由について以下の5つの説を解説した。
- “4”という数字が幸せを表している説
- 一霊四魂を表している説
- 東西南北を守る4人の神様に敬意を表している説
- 出雲大社への篤い敬意を示すために2拍手を2回打っている説
- 大国主神は右耳が不自由なので、よく聞こえるように4拍手をする説
・上記はあくまでも説であり現代でも4拍手の由来は解明されていない。
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最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!
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