あなたは「出雲大社に神様が集まる日はいつだろう?」と気になっていませんか?
神様は出雲大社に集まると、とある会議を行うと伝えられています。一体会議ではどのような話し合いを行うのでしょうか?
この記事では『出雲大社に神様が集まる日と集まる理由・集合後の会議での話し合いの内容』について解説していきます。
[ad#co-1]
目次
神様が集まる月日はいつ?
神様が集まる月日はいつ?
出雲大社に神様が集まるのは神無月(旧暦の10月)です。
旧暦を現在の日本で使われている太陽暦に変換すると、毎年日にちが異なります。
2018年の場合は11月8日(木)~12月26日(木)が旧暦の神無月に当たるようです。
基本的に10月の旧名称は神無月なのですが、島根県では神在月と呼んでいます。
全国では神様がいなくなるので神無月、島根県では神様が集まるので神在月と呼ぶそうですね。
出雲大社に神様が集まるとする神在月伝説は、根拠のない俗説ですが、中世(鎌倉時代~戦国時代)の日本で考えられました。
それだけ古くから、出雲大社に神様が集まると信じられていた事実に驚きを隠せません(笑)
出雲大社に神様が集まる理由は?
出雲大社に神様が集まる理由は?
[ad#co-1]
神様が出雲大社に集まる理由は時代によって変化がありますが、以下の4つが代表的な説だと言われています。
【出雲大社に神様が集まる理由】
- 陰陽と関係がある説
- 10月は出雲大社の神様が日本を治めているから説
- 大国主神が神様の世界を治めているから説
- ご先祖様の法事に集まっている説
それでは上記の説を一つずつ解説しますね。
陰陽と関係がある説
陰陽と関係がある説
陰陽の世界では極陰という考え方があります。
陰陽では極陰の時に該当場所にすべての陽が集まると考えられ、世界が再生するという意味があったそうです。
極陰の時は10月で極陰の場所は中央から見て北西に当たります。
県の位置関係から見てみると、中央から見て北西の場所は出雲大社がある島根県と重なります。
下記に日本地図を用意したのでご確認ください。
そのため、極陰の10月になると出雲大社に神様たち(陽の性質を持つ)が集まると考えられていました。
10月は出雲大社の神様が日本を治めているから説
10月は出雲大社の神様が日本を治めているから説
[ad#co-1]
日本を治めている神様は基本的には伊勢神宮の天照大御神です。
理由は判明していませんが、10月だけは天照ではなく出雲大社の祭神が日本を治めると考えられていました。
そのため、日本を治める神様がいる出雲大社に集まるようになったとする説です。
これは中世から考えられてきた説なので、出雲大社の祭神はスサノオの事だと思われます。
大国主神が神様の世界を治めているから説
大国主神が神様の世界を治めているから説
日本神話では「国譲り」によって、出雲を治めていた大国主神は天照大御神に出雲を献上しました。
その後天照の孫が人間の世界(顕露)を治め、大国主神は神様の世界(幽事)を治めるようになりました。
神様が全国から出雲大社に集まるのは、神様の世界を治める大国主神に会うためだと考える説ですね。
あ、そうそう、出雲大社では縁結びのご利益が人気ですが、縁結びも幽事に含まれるそうですよ。
この説は現在の出雲大社に伝わる考え方なので、個人的には他の説より支持します(笑)
生みの親の法事に集まっている説
生みの親の法事に集まっている説
[ad#co-1]
日本神話では、すべての神様の生みの親はイザナギとイザナミという夫婦だと伝わっています。
妻であるイザナミは出産時のやけどが原因で亡くなるのですが、中世になると10月に亡くなり島根県に埋葬されたと考えられるようになりました。
この説は、10月に亡くなって島根県に埋葬されたイザナミの法事のために、全国から神様たちが集まるとする考え方です。
中世末ごろから考えられた説だと言われています。
神様は会議でどんな話をしているの?
神様は会議でどんな話をしているの?
全国の神様は出雲大社に集まった後は神議りという会議を行います。
神議りとは1年間の人々の様々なご縁などを決める会議のことです。
神様たちは神議りで以下のような内容を話し合っていると言われています。
【神議りで話し合う内容】
- 男女のご縁
- 仕事のご縁
- 人々のご縁
- 来年の天気
- 作物の収穫
上記の項目で少し触れた幽事ですが、縁結び以外にも未来の天気や収穫状況も幽事に含まれるようです。
まとめ
まとめ
・出雲大社に神様が集まるのは旧暦の10月(神無月)である。2018年の神在月は11月8日(木)~12月26日(木)となっている。
・神様が出雲大社に集まる理由は様々に考えられている。当記事では以下の代表的な4つの説を紹介した。
【出雲大社に神様が集まる理由】
- 陰陽と関係がある説
- 10月は出雲大社の神様が日本を治めているから説
- 大国主神が神様の世界を治めているから説
- ご先祖様の法事に集まっている説
・出雲大社に集まった神様は神議という会議を行う。話し合う内容は以下の通りだ。
【神議りで話し合う内容】
- 男女のご縁
- 仕事のご縁
- 人々のご縁
- 来年の天気
- 作物の収穫
他にはこんな記事も読まれています。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!
[ad#co-1]