今のあなたは「伊勢神宮にはどんな神様がお祀りされているのかな?」と、気になっているのではないでしょうか?
この記事には『内宮の神様・外宮の神様』について、かなり詳しくお話ししています。
内宮と外宮の 神様のご利益も紹介している ので、ご利益にあやかりたい方はぜひ最後まで読んで頂きたいと思います!
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目次
伊勢神宮の御祭神の名前と意味は何?
関連:伊勢神宮の(特別)正式参拝の申し込み方法や金額は?崇敬会の入会方法!
伊勢神宮の主祭神は、日本の神様の中で一番偉い「天照大御神」という女神様です。
天照の漢字が示す通り「天に照り輝いていらっしゃる神」という意味があるようです。
この神様は天皇家のご先祖様とも言われています。
それだけ偉い神様を祀っている伊勢神宮は、日本にあるすべての神社の中で 最も格が高い神社 です。
天照大御神のご利益は何?
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天照大御神が持つご利益は以下の通りです。
- 国土平安
- 五穀豊穣
- 生命力向上
- 国家安泰
- 子孫繁栄
参考文献
『古事記ゆる神様100図鑑』
『古事記と日本の神々が分かる本』
国土平定や国家安泰のご利益があるなんてさすが最高神ですね!
次の項目では、天照大御神がどんな神様なのかお話します。
天照大御神は何を司る神様なの?
この項目からは、伊勢神宮の天照大御神が何を司っている神様なのかをお話しします。
3つの自然を司っている神様とされていますが、その3つの自然を1つずつ解説しますね!
司っているものその1
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天照大御神は、私たちの生活や植物の成長に欠かせない「太陽」を司っている神様です。
あと2つ司っているものがありますが、太陽神としての性格が一番強く表れています。
太陽の神様が女性なのは 世界的に見てもかなり珍しい そうですよ!
日本以外で女性の太陽神は存在しません。
日本の最高神がこれだけ珍しい存在だと嬉しく思いませんか?私は本当に嬉しく思います!
司っているものその2
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天照大御神は太陽神でもありながら養蚕の神様でもあります。
養蚕とはカイコという幼虫を育てて糸を採取する仕事です。
720年に編纂された書物『日本書紀』によると、養蚕は天照大御神が最初に始めたと記載されています。
司っているものその3
他には穀物の神様の一面も合わせ持っているそうです。
養蚕だけではなく、田んぼを作って稲作も初めて行ったのも天照大御神と言われています。
『日本書紀に』粟・稗・麦・豆も畑で育てていたと記載があったので、下記に紹介しておきますね!
アマテラスはとても喜び、
「これらのものは、顯見蒼生(ウツシキアオヒトクサ=地上に生まれた人民)を生かすための食料となる」
と言いました。それで粟・稗・麦・豆は畑の種子とし、稲を水田の種子としました。
天邑君(アメノムラキミ=村長)を定めました。
稲の種子を天狭田(アマノサナダ)に初めて植えると、その秋になると沢山に実った穂が垂れ下がるほどになって、とても見事だった。
私たちがお米を食べられるのは、もしかすると天照大御神のおかげなのかもしれませんね!
なぜ天照大御神は女性なの?
元々は日本の太陽神は男性だったそうなのですが、いつしかその神様は忘れられました。
忘れられた後、その神様を祀ってお告げを聞いていた巫女さんが神格化されたという説があります。
実際に天照大御神を男性で描いている日本絵画があるので、紹介しておきますね。
引用:https://www.nichibun.ac.jp/YoukaiGazouCard/U426_nichibunken_0190_0001_0000.html
中央にいる青い服を着た男性が天照大御神です。
このように、天照大御神を男性の姿で描く人もいたようですね。
あくまでも一説なので、人によって解釈が異なると思います。
外宮の神様の名前と意味は何?
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次の項目からは外宮の神様についてお話ししたいと思います。
伊勢神宮の外宮にお祀りされている神様の名前は「豊宇気毘売神(トヨウケビメノカミ)」という女神様です。
この神様は天照大御神のお食事を作っていると言われています。
伊勢神宮の公式ホームページでも以下の通り説明されていました。
豊受大御神は内宮の天照大御神のお食事を司る御饌都神であり、衣食住、産業の守り神としても崇敬されています。
出典:伊勢神宮公式ホームページ
これは天照大御神だけでなく神様全体に言えることですが、神様の名前には必ず意味が込められているのです。
「豊宇気毘売」という名前には”食物”の意味があると言われています。
名前の”宇気(ウケ)”の部分が食物の意味ですね。
豊宇気毘売は食物(穀物)を司る神様になります。
そのため、天照大御神のお食事を司っていると私は考えています。
次の項目では、なぜ豊宇気毘売が外宮にお祀りされているのかお話しします!
外宮にお祀りされている理由は?
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豊宇気毘売が外宮にお祀りされている理由は、『止由気宮儀式帳』という平安時代(804年)に作成された書物に載っています。
これは伊勢神宮の外宮に関する情報が書かれた本です。
その本に記載されている外宮の由来を分かりやすく説明すると、以下のような内容になります。
この状況を詳しく説明すると、雄略天皇(21代天皇)が寝ていた時に夢の中で天照大御神が表れ、上記のお告げを述べたそうです。
このお告げを聞いた雄略天皇は急ぎ慌て、すぐに天照大御神の元へ豊宇気毘売をお祀りしました。
これが外宮の始まりです。
外宮に豊宇気毘売がお祀りされているのは、天照大御神のお告げが由来だったことが分かります。
上記の雄略天皇は5世紀(401年~500年)後半の天皇だとされています。
なので、少なくとも古墳時代~平安時代の間には外宮が鎮座していたと考えられます。
外宮の神様のご利益は?
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豊宇気毘売のご利益は以下のとおりです。
- 農業
- 漁業守護
- 産業振興
- 開運招福
- 厄除け
参考文献
『古事記ゆる神様100図鑑』
『古事記と日本の神々が分かる本』
食物や五穀を司る神様ではありますが、他にも様々なご利益を頂けそうですね!
まとめ
・伊勢神宮の主祭神は、日本の最高神で女神の「天照大御神」である。太陽や穀物、養蚕を司っている。
・天照大御神のご利益は以下のとおりである。
- 国土安泰
- 五穀豊穣
- 生命力向上
- 国家安泰
- 子孫繁栄
・外宮にお祀りされている神様は「豊宇気毘売神」である。食物(穀物)を司っている。
・豊宇気毘売のご利益は以下のとおりである。
- 農業
- 漁業守護
- 産業振興
- 開運招福
- 厄除け
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最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!
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