あなたはふと立ち寄った神社に設置された犬の置き物について気になったことはないですか?
絶対にどこかで名前を聞いたことがあるのですが、なぜか名前が浮かんでこないことってよくありますよね(^^;)
この記事では『神社に設置された犬の置き物の名前・神社に設置されている意味・口を開閉している理由』について深堀していきます。
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神社にある犬の置物の名前や意味は何?
よく神社で見かける犬の置き物は狛犬と呼ばれています。出てこなかった名前が判明してスッキリしたかもしれませんね!
狛犬の名前の由来はとても簡単で高麗から伝わった像だからです。
高麗というのは936年頃の古代朝鮮半島の名前です。分かりやすく現代の場所で言えば韓国や北朝鮮の周辺ですね。
つまり狛犬は昔の韓国周辺から伝わってきた像だったのです!これはあくまでも説の1つですが。
そんな狛犬には魔除けの意味が込められています。
昔の人は体が痛むなどの不調があったとき、狛犬にお賽銭を捧げて自分の体の不調な部分を触っていたと言われています。
頭が痛ければ狛犬の頭を触り、腰が痛ければ狛犬の腰を触るといった感じですね。
当時の人は痛みという魔を払うため狛犬が持つ魔除けの力に頼ったと考えられます。
犬の置物が口を開閉している理由は?
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狛犬が口を開閉しているのは初めから終わりまでを表しているからです。
口を開けている狛犬は「阿」、口を閉じている狛犬が「吽」と呼ばれています。阿が初めで吽が終わりを表しています。
なぜ初めから終わりまでを表しているかと言えば、昔のインドで使われていたサンスクリット語が関係しています。
サンスクリット語では阿が最初の音で、吽が最後の音のためにこのように考えられています。日本語のあ・んみたいな感じですね(^_^)
犬の置物の歴史は?神社に置かれるようになった理由は?
狛犬の原型が日本に伝わったのはとても古くて飛鳥時代(592年~710年)には伝わっています。
原型は今のような見た目ではなく犬に似ており、口を閉じて角が1本だけあったようです。平安時代末期になると現在のような獅子みたいな姿になりました。
神社に置かれるようになった理由は仏教と関係しているとされています。
有名な狛犬研究家の上杉千郷さんは、仏教の影響で神社にも神様の像を置いたことが関係していると考えていました。
つまり、神様の像を守るために神社に狛犬を設置するようになったということです。
狛犬は神域を悪いモノから守る魔除けの意味もあるので、神像を守るには最適だと思います!
まとめ
・神社にある犬の置物の名前は狛犬だ。由来は高麗から伝わったためである。
・狛犬には魔除けのご利益がある。昔の人は自身の不調な部分の魔(痛み)を払ってもらうため、狛犬のご利益に頼っていた。
・狛犬が口を開けているのは初めから終わりまでを表しているためである。阿が始まり、吽が終わりを表している。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!
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