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神社の本殿に進んでまっ先に目につくのがあの大きな鈴。

 

一見するとふつうの鈴にしか見えませんが、あの鈴にも正式名称と鳴らす意味があったことをご存知でしょうか?

 

みなさん何気なく鳴らしていますが、実はあの鈴こそが神社にとって重要な役割を果たしていたのです。

 

この記事では『神社の鈴の正式名称・鳴らす意味・鳴らすタイミングや回数』などについて深堀りしていきます。

神社の鈴の名称は?

 

神社に取り付けられている鈴の名前は本坪鈴ほんつぼすずといいます。

 

単純にそのまま鈴と呼ぶこともあるようですね。

 

ちなみにお寺にも同じような鈴が取り付けられていますが、あれは鰐口わにぐちといって本坪鈴とは別物です。

 

しかし神仏習合の影響で鰐口が付けられている神社も存在しています。

 

神社の鈴の由来は何?

本坪鈴は神楽鈴が由来になっています。

 

以下に画像を載せていますが、神楽鈴とは巫女さんが神楽を舞うときに振る鈴のことで、小型の鈴を12個~15個ぐらいまとめたものです。

 

神楽鈴

引用:http://image1.shopserve.jp/

 

古来の巫女さんは神楽を舞うことで自分自身に神霊を憑依させ、人々に神様のお告げを伝えていました。

 

これを神憑かみがかといいます。

 

本来の神楽鈴は神憑りをするために必要な道具だったのです。

 

神社の鈴に付いている紐の名前は?

 

あなたは本坪鈴に付いている紐にも名前があったことをご存知でしょうか?

 

本坪鈴にぶら下がっている紐の名前は鈴緒といいます。

 

「緒」という漢字にはつなぐという意味があり、この鈴緒が人間の世界と神様の世界とをつなぐ役目を果たしていると考えられています。

神社の鈴を鳴らす意味は何?

本坪鈴を鳴らすと清々しくも迫力がある音色が響き渡りますが、この音色が神社参拝にとって非常に重要な意味を持つのです。

 

本坪鈴には以下のように様々な意味があります。

 

  1. 参拝客に神様をうやまう気持ちを起こさせる
  2. 参拝客に憑いている悪いモノを祓い清める
  3. 参拝客と神様をつなげる(音によって神様をお招きする)

 

本坪鈴だけでなく、古来より鈴には悪いモノを祓い清める魔除けのパワーがあるといわれています。

 

巫女さんが持つ神楽鈴もそうですし、お守りに付いている鈴にも魔除けや厄除け、開運の効果があるのです。

 

神社の鈴を鳴らすタイミングは決まっているの?

鳴らすタイミングについては厳密には決められていません。

 

お賽銭前に鳴らすことを推奨している人もいれば、お賽銭の後に鳴らす人もいます。

 

 私はお賽銭を納めたあとに鈴を鳴らしている人をよく見かけますが、私自身もお賽銭のあとに鳴らしています(笑) 

 

神社の鈴を鳴らす回数は何回?

鈴を鳴らす回数は特に決まっていません。

 

ですが個人的には2回~3回ぐらいがちょうど良いと考えています。

 

そんなにガラガラと鳴らすものでもないですからね(笑)

 

 

あ、そうそう、たまに思い切り鈴を鳴らしている人を見かけますが、そこまで全力で鳴らす必要はありません。

 鈴を鳴らす回数よりも、優しくゆっくり鳴らすことを意識してほしいと思います! 

 

 

神社の鈴の歴史は意外と浅かった?

神社に本坪鈴が取り付けられたのは戦後になってからです。

 

つまり、神社参拝のときに鈴を鳴らす作法は戦前にはありませんでした。

 

巫女さんが神楽を舞って神主さんに祝詞を挙げてもらうのが、本来の神社参拝なのです。

 

それがだんだんと簡略化してきて今の参拝方法に変化しました。

 

現在でも伊勢神宮や出雲大社のように、格式が高い神社には本坪鈴が吊り下げられていません。

 

まとめ

・神社に取り付けられている鈴の名称は本坪鈴である。

 

・本坪鈴を鳴らす意味は以下の3つである。

  1. 参拝客に神様をうやまう気持ちを起こさせる
  2. 参拝客に憑いている悪いモノを祓い清める
  3. 参拝客と神様をつなげる(音によって神様をお招きする)

 

・本坪鈴を鳴らす回数やタイミングは特に決まっていない。

 

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!