あなたは「巫女さんが持つ鈴の名前や由来は何だろう?」と気になっていませんか?

 

巫女さんが儀式の際に鈴を振る様子は、テレビなどでも放送されるので気になっている方は多いと思います。

 

神社の鈴とは違ってかなり小さな鈴ですが、神楽を舞うときには欠かすことができない大切な道具です。

 

この記事では『巫女さんが持つ鈴の名前・由来や起源・意味』について深堀りします。

 

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巫女さんが持つ鈴の名前は何?

 

あの小さな鈴が多数ついている道具は神楽鈴かぐらすずという名前です。

 

これは巫女さんが神楽を舞う時に手に持つ道具で、小さな鈴が山なりに12個~15個ついています。

 

神楽鈴は神職さんがご祈祷を行う際に使うこともありますが、神楽舞に使われるのが一般的ですね。

 

以下の神楽の動画でも、手に神楽鈴を持っているのが分かります。(神楽鈴を使用するのは4分からです)

 

 

 神楽鈴のシャンシャンという綺麗な音色は、本当に心地よいですよね!もはやずっと聞いていられそうです(笑) 

 

次の項目では、神楽鈴の由来や起源についてお話ししていきます。

 

神楽鈴には由来や起源はあるの?

 

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一説によると神楽鈴の由来や起源は、土鈴どれいと呼ばれる土製の鈴だと言われています。

 

土鈴は縄文時代には存在し、主に祭祀さいしの時に使われていました。祭祀とは、神様やご先祖様をお祀りする儀式のことです。

 

土鈴が祭祀の際に使われていた証拠に、縄文時代の遺跡や古代の祭祀遺跡(神様を祀った遺跡)から発掘されています。

 

これが古墳時代中期(五世紀頃)になると、銅製の鈴が作られるようになります。構造自体は現在の鈴とあまり変わりません。

 

当時の土鈴や銅製の鈴が、長い年月を経て形を変え、神楽鈴として使われるようになったと考えられます。

 

神楽鈴を鳴らす意味や効果は?

神楽鈴は清々しい音色をしているので、人々の心を落ち着かせる効果や魔除けの効果があると信じられていました。

 

その綺麗な音色で神様をお呼びする力もあると言われています。神楽鈴だけでなく、神社の参拝時に鳴らす鈴にも同じ意味があります。

 

神楽鈴には種類がある?

一般な神楽では上記のような神楽鈴を使いますが、浦安の舞という神楽では鉾鈴ほこすずと呼ばれる鈴を使います。

 

鉾鈴は先が剣の形になっており、鍔部分に6個~8個の鈴が付けられています。

 

鉾鈴は三種の神器を表しているとされていますが、部位によって模している神器は異なります。該当する部分は以下の通りです。

 

  • 剣の部分:草薙の剣
  • 鍔の部分:八咫鏡
  • 鈴の部分:八尺瓊勾玉

 

 行われる神楽の種類によって使われる神楽鈴が異なるのが面白いですね! 

 

まとめ

・巫女さんが持っている鈴は神楽鈴かぐらすずと呼ばれている。

 

・神楽鈴の由来や起源は縄文時代の土鈴どれいである。

 

・鈴には人々の心を落ち着かせる効果、魔除けの効果、神様を呼ぶ効果があると言われている。

 

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

 

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