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[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”kizino.jpg” name=”雉野”]昨日、日本神話好きの友達に「スサノオとヤマトタケルってメッチャ似てない?」って聞かれまして。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”kizino.jpg” name=”雉野”]僕はそこまで詳しくないので「う~ん。そうなん?www」と答えたんですが、なんとなく気になり始めたんです。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”kizino.jpg” name=”雉野”]二人の名前は聞いたことがあるんですが、詳しいことが分からないので、共通点を教えてください!![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan sinken.jpg” name=”鳴女さん”]ほほう。その友達はかなりの日本神話好きとお見受けしたわ![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan yorokobu.jpg” name=”鳴女さん”]この記事では、以下のお悩みを持つあなたにぴったりの内容よ。[/speech_bubble]
- スサノオとヤマトタケルの共通点を知りたい
- 二人の名前は聞いたことがあるが、どんな人物か知りたい
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan yorokobu.jpg” name=”鳴女さん”]そんなあなたに満足してもらえるように、このような情報をお話しするわね![/speech_bubble]
- スサノオとヤマトタケルの共通点3選!
スサノオとヤマトタケルの共通点は?
スサノオとヤマトタケルは全然違う人物なんだけど、意外なことに共通点も見られるのよ。
そこで、二人に見られる共通点を3つ紹介するわ。
二人一緒にお話しするとややこしくなるから、一人ずつに分けてお話しさせてね!
①凶暴な性格をしていた
一番の共通点として挙げられるのが、凶暴な性格をしていたってことかしら。
凶暴性についてお話しする前に、次の項目を見ておいてね!
二人の名前の漢字から凶暴性が分かる?
まずは前提知識として、二人の名前について知っておいてほしいのだわ。
カタカナで表されることが多いけど、二人ともちゃんと漢字表記があるわ。
名前に使われている感じは以下のとおりよ。
建速須佐之男命
倭建命
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan yorokobu.jpg” name=”鳴女さん”]ここで、あなたにちょっとしたクイズに答えてもらいたいの![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan yorokobu.jpg” name=”鳴女さん”]二人の名前に使われている同じ漢字を見つけてほしいのだわ![/speech_bubble]
チッ…チッ…チッ…チッ…チッ…(←タイマーの音)
ティーーーン!!!
さて、共通する漢字を見つけてくれたかしら?それでは答え合わせをするわよ!
正解は………
「建」
という漢字よ!
実は、この漢字が使われている人や神様には「勢いが激しくて凶暴な性格をしている」という共通点があるわ。
これは「建」という漢字の意味から来ているわね。
『古典基礎語辞典』に「建」の意味の説明があるから、引用しておくのだわ。
①威圧的である。勇ましくて強い。勇猛である。
②勢いが盛んである。たいした勢いである。勢いが激しい。
出典:『古典基礎語辞典』.大野晋.771P.
つまり、スサノオもヤマトタケルも勇ましくて凶暴な性格だったことから、「建」という漢字が使われていると考えられるのだわ。
以上で知っておいてもらいたいことは終了よ。
それじゃ、二人の凶暴性についてお話ししましょうか!
スサノオの凶暴性について
関連:スサノオとヤマトタケルの明確な違いは?めっちゃ簡単にお話するよ!
あなたも聞いたことがあるかもしれないけど、「天の岩戸」という日本神話をご存知かしら?
そのお話ではスサノオの凶暴性がめっちゃ現れているから、スサノオの行動を簡単に紹介するわね。
-
- お姉ちゃんであるアマテラスさんが儀式を行う大切な宮殿に、ウ○コをまき散らした。
-
- みんなが苦労して作った田んぼとあぜ道をメチャクチャに壊す。
- 部屋の天井から生きた馬をいきなり投げ入れたことで、部屋の中にいた女性がショックで亡くなってしまう。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan hutu.jpg” name=”鳴女さん”]私も当時、高天原で事件現場を目の当たりにしたから知っているんだけど………。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan kanasi.jpg” name=”鳴女さん”]それはもう、高天原中がおもちゃ箱をひっくり返したような大騒ぎよ!!![/speech_bubble]
………ゲフンゲフン!話がそれたのだわ。
以上が、スサノオが見せた凶暴な行動一覧よ。
次はヤマトタケルの凶暴性を見ていきましょう!
ヤマトタケルの凶暴性について
スサノオに負けず劣らず、ヤマトタケルにも恐ろしい一面があるわ。
ヤマトタケルのお話は『古事記 中巻』に乗っているんだけど、全部話すと長くなっちゃうから簡潔にまとめるわね!
ヤマトタケルが見せた凶暴な行動は以下の通りよ。
-
- 景行天皇(お父さん)に従わないお兄さんとケンカし、最終的にお兄さんを天国に旅立たせる。
-
- 旅の途中でだまし討ちにあい、だまし討ちに関わった悪い人たちを全員天国へ旅立たせる。
- 女装して悪い敵たちと戦ったとき、敵のお尻に剣をプスッ!として天国に旅立たせる。
以上がヤマトタケルの凶暴性が見える行動よ。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan hutu.jpg” name=”鳴女さん”]改めてみると、天国に旅立たせまくりなのだわ。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan kanasi.jpg” name=”鳴女さん”]お尻にプスッ!とするシーンはいつ見ても、お尻が痛くなるわね。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”kizino hotoke.jpg” name=”雉野”]これはひどい[/speech_bubble]
②英雄だった
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二人には凶暴性がある一方で、英雄とも言われるぐらいに強いパワーを持った存在でもあるの。
例によって例のごとく、まずはスサノオからお話しするわ。
スサノオの英雄エピソードについて
さっきの「天の岩戸」もかなり有名だけど、
「ヤマタノオロチ退治」もかなり有名な神話だわね。
詳しい内容は知らなくても、名前だけは聞いたことがあると思うのだわ!
そのお話の中で、スサノオは以下のような行動をとっているわよ。
-
- ヤマタノオロチは8つの頭と8つの尻尾を持ち、目が真っ赤で、長さは山を8つも超えるほどの大蛇である。
-
- ヤマタノオロチに食べられそうだったクシナダヒメという女神様を助けるため、作戦を立てる。
-
- その作戦とは「ヤマタノオロチを酔わせ、その隙に攻撃する」という内容だ。
- 見事作戦が成功し、スサノオはクシナダヒメを助けることに成功する。その後、二人は結婚して幸せな生活を送った。
スサノオが英雄と言われるのは、このエピソードが発端だと考えられるのだわ。
困っている女性を助けるなんて、正真正銘の英雄よね!
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan hutu.jpg” name=”鳴女さん”]はぁ………。私の元にも素敵な英雄が現れないかしら。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R2″ icon=”kizino hotoke.jpg” name=”雉野”]焼き鳥にされそうになったら現れるかも………?[/speech_bubble]
ヤマトタケルの英雄エピソードについて
スサノオと比べるとあまり知名度はないかもしれないけど、
もちろん、ヤマトタケルにだって英雄らしいエピソードが存在するわ!
-
- 大好きな景行天皇(お父さん)の命令で、各地の悪者を退治する旅に出た。
- ヤマトタケルは日本全国を旅する中でだまし討ちにあったり、奥さんがいけにえになりながらも知恵をめぐらせ、見事数々の悪者を退治していった。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan yorokobu.jpg” name=”鳴女さん”]『古事記 中巻』を読めば、どれだけお父さんを尊敬していたか分かると思うわ![/speech_bubble]
③親からの愛情に飢えていた悲劇のヒーロー
二人とも勇ましくてで英雄らしい強さを持っているけれど、とてつもなく悲劇を背負ったヒーローでもあるの。
それは、満足に親からの愛情を注がれなかった点よ。
スサノオが親の愛情に飢えていたエピソード
実は、スサノオはお母さんから産まれていなくて、お父さんの鼻から産まれてきたの。
なぜ、お母さんから生まれてこなかったのかと言うと、その時すでにお母さんが亡くなっていたからよ。
他の兄弟たちはお母さんについて何も言わなかったんだけど、
スサノオだけは「亡くなったお母さんに会いたいんだーーー!!!」と泣き叫んで言うことを聞かなかったのだわ。
それこそ、立派なおヒゲが生える年齢になってもね。
これは私の考えなんだけど、スサノオは純粋な子供らしい性格だったからこそ、お母さんの愛情に憧れていたのかもしれないわね。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan kanasi.jpg” name=”鳴女さん”]これは本当にかわいそうなのだわ………。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”kizino yorokobi.jpg” name=”雉野”]僕たちも、お母さんが元気でいてくれることに感謝しなきゃですね。[/speech_bubble]
ヤマトタケルが親の愛情に飢えていたエピソード
ヤマトタケルはお母さんじゃなくて、お父さんから愛されなかったと言われているわ。
それはさっきお話しした、ヤマトタケル自身の凶暴さが原因なの。
ヤマトタケルはお兄さんとケンカして、最終的には天国に旅立たせてしまうの。
でも、それがいけなかったのだわ。
その一件があったことで、お父さんから恐れられてしまうのね。
お父さんの景行天皇はすぐさま「西の方にいる悪者を退治する旅に出てくれ」と、ヤマトタケルに命令するの。
「お父さんから認められたい!愛されたい!」と願っていたヤマトタケルは見事、西にいる悪者を退治してお父さんの元に戻って来るわ。
でも、褒められることもなく「今度は東にいる悪者を退治してくれ」と命令されてしまうのよ。
これにはヤマトタケルも
「おかしい………。なぜ父さんは続けてこんな命令をするんだろう………?もしかしたら、私のことが嫌いなのかな」
と、不安に思いながらも旅を続けるの。
実際に、その時の悲しみや不安をおばさんに打ち明けているわ。
そして最期は、お父さんから認められることも愛されることもなく、山の神様の祟りによって亡くなってしまうのよ………。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan hutu.jpg” name=”鳴女さん”]そして物語の最後で、ヤマトタケルの魂は白鳥になって各地を飛び回るわ。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan kanasi.jpg” name=”鳴女さん”]もしかすると、白鳥になったあともお父さんに認められるために、旅を続けていたのかもしれないわね………。[/speech_bubble]
まとめ
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan yorokobu.jpg” name=”鳴女さん”]この記事では以下のことをお話ししたわ![/speech_bubble]
・スサノオとヤマトタケルは全く別の人物だが、かなり意外な共通点が存在する。
・この記事ではそれぞれ3つの共通点を挙げた。共通点は以下のとおりである。
- 凶暴な性格を持っている
- 英雄の一面がある
- 親からの愛情を満足に得られなかった
・スサノオはお母さんからの愛情、ヤマトタケルはお父さんからの愛情に飢えていたと言われている。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”nakimesan yorokobu.jpg” name=”鳴女さん”]それじゃ、次の記事でお会いしましょ!ばいばーい![/speech_bubble]
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