オオクニヌシといえば誰もが知っている出雲神社の主祭神です。

 

出雲神社は縁結びの御利益にあやかれることで有名ですよね。

 

そこに祀られているオオクニヌシは、縁結びの神様だけあって神話上では女性にモテていたのでしょうか?

 

この記事では『オオクニヌシは奥さん(女性)にモテていたのか・名前や別名の由来と意味』について解説していきます。

 

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オオクニヌシは奥さんにモテる女好きなのか

結論からいうと出雲神社の主祭神、オオクニヌシは驚くぐらいかなり女性にモテていました(笑)

 

その結果数多くの奥さんを娶り、たくさんの子供や孫にも恵まれています。

 

 なので見方を変えればオオクニヌシは女好きといえそうですね(笑) 

 

しかし日本神話では他の神様も当たり前のようにたくさん奥さんを娶っているため、”女好き”という表現があっているのか分かりませんが…。

 

ちなみにオオクニヌシの奥さんは少なくとも11人、また子供は100人以上いるとされています。

 

これだけ奥さんが多いと女同士のバトルが行われそうですが、実際に女のバトルがヤカミヒメとスセリビメとの間で起こっています。

 

もともとオオクニヌシはヤカミヒメという女神と結婚の約束をしていました。

 

しかしとある事情が原因で、黄泉国にいるスサノオの家を訪ねます。

 

オオクニヌシはそこでスセリビメという美しい女性と出会い、一目惚れして恋に落ちます。

 

その後二人は駆け落ちしてスセリビメはオオクニヌシの正妻になりました。

 

そしてオオクニヌシは結婚の約束をしていたヤカミヒメを連れてきたのですが、正妻のスセリビメが激しく嫉妬しました。

 

ヤカミヒメはそんなスセリビメを恐ろしく思い、産まれた子供を木の股に挟んで実家に帰ってしまったのです。

 

現代でも嫁姑問題など女性同士のバトルがありますが、すでに神話の時代にも似たようなことが起こっていましたね…。

 

 他にも神様が夫婦喧嘩するエピソードもいくつかあるので、『古事記』は色んな意味で恐ろしい話が見られる本です(笑) 

 

ちなみにヤカミヒメが捨てていった子供は木俣神と呼ばれていますが、具体的にどのような神様なのか判明していません。

 

オオクニヌシの名前の由来や意味

 

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『古事記』を参照するとオオクニヌシの漢字名は「大国主」と書かれています。

 

漢字が表すとおり「偉大な国の主」という意味があります。

 

つまり「地上を治める統括者」ということです。

 

オオクニヌシは記紀神話で見られる「国作り」の話で、地上(葦原中津国)を一から完成させました。

 

 地上の完成までには様々な苦難(協力者の神様との別れなど)がありましたが、見事に完成させたのが本当に凄いですよね!! 

 

まさに「大国主大神」の名にふさわしい偉業だといえるでしょう。

 

オオクニヌシの別名の由来や意味

基本的に「オオクニヌシ」と呼ばれることが多い神様ですが、実は記紀神話で最も別名が多い神様でもあります。

 

『古事記』では次のように複数の名前が記されていました。

 

  1. 大穴牟遅神おおあなむじのかみ大巳貴神おおなむちのかみ
  2. 葦原色許男命あしはらのしこをのみこと
  3. 八千矛神やちほこのかみ
  4. 宇都志国玉神うつしくにたまのかみ

 

それではこれらの別名の由来や意味について見ていきましょう。

 

大穴牟遅神(大巳貴神)

この名前を聞いたことがある人はたくさんいるかもしれませんね。

 

この「オオアナムジ」の名前には「大いなる土地の神様」という意味が込められています。

 

葦原色許男命

この名前はスサノオから与えられた名前で「葦原中津国の勇猛な男」の意味があります。

 

オオクニヌシがスサノオの家に向かったとき、スセリビメから「大変立派な神が来ました」と紹介されています。

 

そこでオオクニヌシを初めて見たスサノオは「葦原色許男命という者だ」と発言していました。

 

基本的に「シコ」という単語には「醜」の漢字が当てられますが、スサノオは何もオオクニヌシを侮辱したわけではありません。

 

スサノオがオオクニヌシの持つ強力な力を認めたゆえの発言です。

 

八千矛神

この名前には「多くの矛を持つ神」という意味が込められています。

 

オオクニヌシが地上を完成させた要因の一つに「強大な武力」が挙げられます。

 

実際にオオクニヌシはスサノオが持っていた太刀と弓矢を手に入れます。

 

これは武器意外にも”スサノオの強力な力を受け継いだ”と考えることができるのです。

 

宇都志国玉神

この名前もスサノオから与えられた名前で、「地上(現実世界)を支配する霊威」という意味があります。

 

これは私たち人間の住む世界を「現国うつしくに」と呼び、それを治める「国魂くにたま」であることを表すのです。

 

まとめ

・オオクニヌシは女性にモテモテであり、『古事記』には11人の奥さんを娶った記述がある。

 

・オオクニヌシ(大国主)の名前には「偉大な国の主」という意味がある。

 

・オオクニヌシは『古事記』では4つの別名を持っていると記載されている。

 

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

 

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