福岡県にある有名な神社として、恐らく最も名前の知られている神社が宗像大社でしょう。

 

宗像大社は国内外問わず数多くの参拝客が訪れる人気のパワースポットです。

 

この記事では『宗像大社のパワースポット場所・宗像大社のご利益・宗像大社の神様』について深堀していきます。

 

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福岡県宗像大社で人気があるパワースポット場所

みなさんは「宗像大社」という神社名はご存知だと思いますが、実は宗像大社とは3つのお宮を総称した呼び方なのです。

 

宗像大社は

  1. 辺津宮
  2. 中津宮
  3. 沖津宮

の3つのお宮に別れています。

 

さらに「高宮祭場」という全国でもかなり珍しい古代祭場もあるのです。

 

もちろん3つのお宮と高宮祭場はすべてパワースポットとして人気があります。

 

次の項目でこれらのパワースポットについて詳しく紹介するので、ぜひ参拝して凄いパワーをいただきましょう!

 

宗像大社辺津宮

 

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こちらが「宗像大社」として最もよく知られているお宮です。

 

辺津宮の本殿と拝殿は国の重要文化財にも登録されている貴重なものです。

 

本殿は1578年に大宮司を務めていた宗像氏貞が再建しました。

 

一方で拝殿は1590年に筑前国(現在の福岡県北西部)の領主だった小早川隆景が再建しています。

 

両殿が再建されたのは安土桃山時代ですが、もともとの創建年代はかなり古いことが分かっています。

 

後述しますが、沖津宮が鎮座する沖ノ島では古墳時代に用いられた祭祀用の奉献品が、かなりの数発見されているからです。

 

また辺津宮には第二宮ていにぐう第三宮ていさんぐうが鎮座しています。

 

第二宮には沖津宮の神様が、第三宮には中津宮の神様がそれぞれお祀りされています。

 

 そのため辺津宮にお参りした際は、こちらの第二宮と第三宮への参拝も忘れずに行ってほしいと思います! 

 

辺津宮の場所は下記地図をご確認ください。

 

宗像大社中津宮

中津宮は辺津宮より少し離れた場所にある島に鎮座しています。

 

この島を「大島」といい福岡県で最も大きい島です。

 

この中津宮は本土にある辺津宮と向かい合って鎮座していることでも知られています。

 

また、中津宮が鎮座している大島は七夕伝説発祥の地ともされているのです。

 

中津宮では七夕祭というお祭りが行われますが、これは鎌倉時代から続く伝統あるお祭りです。

 

さらに中津宮の境内には彦星を祀る牽牛けんぎゅう神社、織姫を祀る織女しょくじょ神社も鎮座しています。

 

宗像大社の公式サイトで【筑前大島天の川伝説】について解説してくれているので紹介しますね。

 

【筑前大島天の川伝説】

昔、唐の国に使えに行った貴公子が、織女を伴って帰国の途中、深い恋仲となったが、 それは果敢ないかりそめの縁で、二人は日本に着いて離ればなれになった。 それから貴公子は織女を想い日々を過ごしたが、ある夜、夢枕で神のお告げを受け、筑前大島の中津宮に来て、 天の川にたらいを浮かべ、水鏡に映る織女との逢瀬を楽しみに、神仕えの身になったという。

出典:宗像大社公式サイト

 

中津宮の場所は下記地図をご確認ください。

 

宗像大社沖津宮

沖津宮は沖ノ島という島に鎮座しています。

 

しかし沖ノ島は神職さん以外の一般人の立ち入りが一切禁止されているのです。

 

そのため私たちが直接沖津宮にお参りすることはできません。

 

ですが中津宮が鎮座する大島の北側に沖津宮遥拝所が鎮座しています。

 

こちらの遥拝所にお参りすることで遠くから沖津宮にお参りしたことになるのです。

 

ちなみに沖ノ島では古墳時代の祭祀で用いられた鏡、勾玉などの宝物が約10万点も発見されました。

 

そのうち8万点が国宝に指定されています。

 

膨大な数のお宝が発見されたこと、遺跡の規模が大きいことから「海の正倉院」の呼び名もあり、歴史的価値が非常に高い島です。

 

沖津宮遥拝所の場所は下記地図をご確認ください。

 

宗像大社高宮祭場

 

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高宮祭場は辺津宮の神域内にあり、宗像大社の神様が降臨された場所とする伝説があります。

 

こちらの高宮祭場は古代祭場なのですが、直接かつ間近で私たちの目で見ることができる大変貴重な祭場です。

 

また最近は「驚異のパワースポット」として、各メディアで紹介されることも多くなっています。

 

 辺津宮本殿からかなり離れた場所にありますが、かなり貴重な祭場なのでこの機会にぜひお参りしてみてくださいね! 

 

高宮祭場の場所は下記地図をご確認ください。

 

福岡県宗像大社の神様は三女神なのか

宗像大社にお祀りされている神様は3姉妹で、全員あわせて「宗像三女神」と呼ばれ崇められています。

 

それでは次の項目で3人の神様について簡潔に解説していきます。

多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)

長女の多紀理毘売命は沖津宮にお祀りされている神様です。

 

宗像三女神は天照大御神と須佐之男命とのうけいで生まれました。

 

名前の「きり(ぎり)」には文字通り”霧”の意味があります。

 

市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)

 

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次女の市寸島比売命は辺津宮にお祀りされている神様です。

 

ちなみにこの神様は七福神でおなじみの弁天様と同じ神様と考えられています。

 

また『古事記』では別名として「狭依毘売命さよりびめのみこと」とする記述があります。

多岐都比売命(たぎつひめのみこと)

三女の多岐都比売命は中津宮にお祀りされている神様です。

 

名前の「たぎつ」には”水が激しくさかまき流れる”という意味が込められています。

 

福岡県宗像大社のご利益

宗像三女神は『日本書紀』において道主貴みちぬしのむちとも呼ばれています。

 

この呼び名には「すべての道に最も尊い神」という意味が込められています。

 

宗像大社公式サイトによると、かつてはあの有名な遣唐使の海路安全もご祈祷していたようです。

 

宗像大社の神様はあらゆる交通安全はもちろんのこと、武道や茶道などの様々な「道」を守護してくださる神様です。

 

ちなみに宗像大社は全国で初めて車専用のお守りを製作しました。

 

現在でも当時のままのデザインのお守りをいただくことができます。

 

まとめ

・宗像大社は以下の3つのお宮と祭場がパワースポットとして人気である。

  1. 辺津宮
  2. 中津宮
  3. 沖津宮
  4. 高宮祭場

 

・宗像大社には「宗像三女神」と呼ばれる3姉妹の神様がお祀りされている。

  1. 多紀理毘売命たぎりひめのみこと
  2. 市寸島比売命いちきしまひめのみこと
  3. 多岐都比売命たぎつひめのみこと

 

・宗像大社の神様は道主貴みちぬしのむちと呼ばれ、交通安全をはじめ武道などありとあらゆる「道」を守ってくれる。

 

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

 

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