大きくて派手な山鉾を見ると、それだけで「もう祇園祭が始まるのか」とお祭りや山鉾巡行の開始日が待ち遠しくなりませんか?

 

「祇園祭の華」とも呼べる山鉾は全部で33基です。

 

今回は多数の山鉾の中でも”函谷鉾”という山鉾について取り上げていきます。

 

この記事では『函谷鉾の提灯落としの時間・函谷鉾の由来・函谷鉾特製手ぬぐい』について解説していきますね。

 

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【祇園祭2023年】函谷鉾の提灯落としの時間について

函谷鉾では毎年”提灯落とし”という行事が行われます。

 

提灯落としが行われる時間や日にちは以下に記載しているのでご確認ください。

 

【函谷鉾の提灯落としの日時】

日程:7月16日(火)

時間:21時30分ごろ(予定)

場所:京都府京都市下京区四条通烏丸西入函谷鉾町

 

 

 

今年は上記の日時で行われます。

 

もし最初から見物したい場合は、くれぐれも時間に送れないように注意してくださいね!

 

それでは次の項目では提灯落としの内容について見ていきましょう。

 

函谷鉾の提灯落としの内容について

 

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提灯落としは函谷鉾で演奏される祇園囃子が、終盤に差し掛かってピークを迎えたときに始まります。

 

祇園囃子の演奏が終了したと同時に、函谷鉾に多数吊り下げられている駒形提灯の明かりが消え、「ドーン」という音を立てて一斉に地面に落とされます。

 

山鉾によって駒形提灯の形や大きさは異なりますが、函谷鉾の提灯画像を見た限りだと30cm~60cmぐらいはあると推測可能です。

 

函谷鉾の駒形提灯の画像

 

 今この記事を書くために提灯落としの動画を見ているのですが、パソコンの前でも感じられるぐらい迫力が凄いです! 

 

大きな提灯が一斉に落とされる瞬間はまさに「圧巻の光景」といえるでしょう。

 

 実際に動画では見物客の「おおおーーー!!!!」という歓声と拍手が響き渡り、盛り上がりに拍車をかけているのが見て取れました! 

 

函谷鉾の提灯落としの歴史について

函谷鉾の提灯落としは一説によると2000年頃から始まったと言われています。

 

しかし残念ながら具体的な詳細情報については判明していません。

 

提灯落としが始まった由来も不明です。

 

祇園祭は平安時代から始まった歴史の長いお祭りなので、提灯落としの由来のように分からない部分も多いと思われます。

 

現在でも詳しく分かっていない謎を考察するのも楽しいかもしれませんね!

 

 ちなみに私は提灯落としの由来について「函谷鉾での前祭期間の締め」の役割があるのではないか?と考えています。 

 

もしどこかで提灯落としの歴史が判明した場合はその情報を追記しますね。

 

【追記】

2019年8月2日、当記事に函谷鉾に詳しい方から由来や現地の様子に関する貴重な情報をいただいたので、ここで共有させていただきます。

 

【読者様からいただいた情報】

 

提灯落としは、今から約26年前に函谷鉾の役員の方が発案し、行われたものです。はじめは遊び程度で行われていたのですが、その周りを圧巻する迫力で、人気になり、今では多くの方が見にこられてます。因みに30分ほど前から待たれる方が多いので、警察が大変困ってる状態なので、こられるさいはご注意ください

 

 とても貴重な情報の提供、本当にありがとうございます! 

 

【祇園祭2023年】函谷鉾の由来について

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函谷鉾は中国戦国時代(紀元前403年~221年)の公族・孟嘗君もうしょうくんの故事鶏鳴狗盗けいめいくとうが由来になっています。

 

「鶏鳴狗盗」の要約は次のとおりです。

 

【鶏鳴狗盗(要約)】

 

1.昔、斉という国に孟嘗君もうしょうくんという公族がいた。

 

2.孟嘗君は特技を極めた者たちを数千人も食客(居候)として養っていた。

 

3.ある時、秦の昭襄王しょうじょうおうは孟嘗君の優秀さを耳にして面会の約束を取り付けた。

 

4.孟嘗君が昭襄王の元に到着すると、孟嘗君の才能を妬んだ昭襄王によって幽閉された。

 

5.その後自身が養う一人の食客の特技によって解放された孟嘗君は馬に乗って逃げ、「函谷関かんこくかん」という関所に到着した。

 

6.この函谷関では”朝に鶏が鳴くと旅人を通すルール”を設けていた。

 

7.孟嘗君は昭襄王が自分の命を助けたことを後悔して追ってくることを恐れていた。

 

8.しかし孟嘗君の食客の一人に鶏の鳴き真似に秀でた者がおり、彼が鶏のように鳴くと函谷関の鶏がつられて一斉に鳴き出した。

 

9.そうして函谷関の役人は孟嘗君の通行を許可した。

 

10.孟嘗君の予想通りあとから昭襄王の追手がやって来たが、すでに函谷関を出発した孟嘗君に追いつくことはできなかった。

 

実際に函谷鉾では鉾の由来となった孟嘗君と雌雄の鶏をお祀りしています。

 

函谷鉾に祀られた孟嘗君の画像(天王人形)

 

※雌雄の鶏の見た目がよく分かる画像はありませんでした。

 

ちなみに函谷鉾は1467年以前に起源があるため、かなり歴史の長い山鉾だと分かります。

 

 これだけ文化や科学が発達した現在でも古来の物が当たり前のように見られるなんて、「過去と現在の共存」のようにある種の美しさを感じますね! 

 

【祇園祭2023年】函谷鉾オリジナル手ぬぐいについて

函谷鉾では下記画像のようなオリジナル手ぬぐいを購入することができます。

 

函谷鉾の手ぬぐい画像(2018年のデザイン)

 

函谷鉾の特製手ぬぐいは数種類が用意されていますが、2019年はデザインが異なる可能性があります。

 

しかし残念ながら7月1日現在では2019年のデザインは公開されていませんでした。

 

なので今年のデザインが判明次第、その画像を載せたいと思います。

 

函谷鉾でのグッズ販売は7月13日9時30分からです。

 

この手ぬぐいはかなり人気なので、確実に手に入れたい方は時間前には到着しておくことをオススメします。

 

まとめ

・函谷鉾の提灯落としは7月16日(火)21時30分ごろ開始予定である。

 

・函谷鉾は中国の鶏鳴狗盗けいめいくとうという故事が由来となっている。

 

・函谷鉾では特製手ぬぐいが購入できる。販売時間は7月13日9時30分からだ。

 

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

 

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