祇園祭では33基の山鉾が存在しています。山鉾とはお祭りで用いられる山車の一種です。

 

あなたは祇園祭で使用される33基の山鉾の1つ「岩戸山」はご存知でしょうか?

 

この記事では『岩戸山の歴史や由来・岩戸山の御神体・岩戸山のご利益』について深堀していきます。

 

 

【祇園祭】岩戸山の歴史について

岩戸山が造られた具体的な年代は一切不明です。

 

しかし八坂神社に収められている『祇園社記第十五』では各山鉾名が記載されており、その中に「岩戸山  五条坊門町と高辻間」という一文があります。

 

ちなみに五条坊門町とは現在の仏光寺通で岩戸山がある場所のことです。

 

これが岩戸山の名前が記述された最初の記録です。

 

しかしこの書物は応仁の乱が起こるまでの約30年間に巡行した山鉾名を記載しています。

 

つまり岩戸山は応仁の乱が起こる以前に造られた可能性が高いです。

 

これについて岩戸山保存会では、1441年の祇園祭再興時に建立されたと推測しています。

 

ちなみに過去には岩戸山の名前が変わっていたことがありました。

 

1467年に起こった応仁の乱の影響で京都の街中は跡形もなく焼け落ちてしまいました。

 

この戦いにより岩戸山を含む山鉾も甚大な被害を受けたことは想像に難くありません。

 

『祇園社記第十五』では応仁の乱以降の再興として山鉾名の記述があります。

 

その中で「五条坊門町高辻間あまのさかほこ山」という一文があるのです。

 

つまり再興の際に岩戸山の名前が”あまのさかほこ山”に変更になっていたことになります。

 

あまのさかほことは”天逆鉾”と書き、日本神話に登場する「天の瓊矛ぬほこ」という矛の別名です。

 

名前の変更について岩戸山保存会では、天逆鉾を持った伊耶那岐命の人形が飾られたことで、変更が加えられたと推測しています。

 

もちろん現在では元々の「岩戸山」の名称に戻っています。

 

残念ながら岩戸山の具体的な歴史や名前が変わった理由の確証は不明です。

 

 しかし岩戸山が持つこれだけ長い年月の間で、様々なことが起こったと考えると、改めて祇園祭の歴史の長さを感じられますね! 

【祇園祭】岩戸山の由来について

 

 

岩戸山は名前の通り「天の岩戸」という日本神話が由来になっています。「天の岩戸」の要約は以下に記載しているのでご確認ください。

 

【天の岩戸(要約)】

 

1.八百万の神を統べる天照大御神は、弟の素盞嗚命の乱暴な行いを恐れて天の岩戸に閉じこもった。

 

2.太陽を司る天照大御神が岩戸に隠れたので世界は光を失い暗闇が続いた。

 

3.そこで神々たちは天照大御神を岩戸から出すために協力しあう。

 

4.天宇受売命という神様が面白い踊りを舞うと大勢の神々が一斉に笑った。

 

5.神々の笑い声を聞いた天照大御神が、不思議に思って岩戸を少し開けて顔を出した。

 

6.その瞬間、天手力男神という凄まじい怪力を持つ神様が天照大御神を引き出した。

 

7.そして天太玉命が岩戸に注連縄を張って二度と中に入れないようにした。

 

8.こうして天照大御神が姿を見せたことにより、世界は再び光を取り戻した。

 

「天の岩戸」は日本神話の中でもトップクラスの知名度を誇るため、大まかな内容を知っている人も多いのではないでしょうか。

 

ちなみに伊耶那岐命がもつ天逆鉾はこの神話に一切関係していません。

 

天逆鉾が登場するのは「国産み」という神話です。

 

次の項目では岩戸山に祀られている御神体の神様について見ていきましょう。

 

【祇園祭】岩戸山の御神体について

岩戸山には

  1. 天照大御神
  2. 天手力男神
  3. 伊耶那岐命

の3人の神様がお祀りされています。

 

それではこの3人の神様を項目別に詳しく解説していきますね。

 

天照大御神

岩戸山における天照大御神は下記画像のとおりです。

 

岩戸山の天照大御神の人形

 

画像からはよく見えませんが、天照大御神は白い衣装を着て胸には鏡をかけています。

 

一般的に天照大御神は女性の神様とされています。

 

しかし岩戸山では男性の姿です。

 

なぜ男性か分かるのかというと、頭には奈良時代から江戸時代にかけて男性が身につけていた烏帽子という被り物を着用しているからです。あ

 

くまでも言い伝えなので経緯は不明ですが、岩戸山では次のように伝えられているといいます。

 

眉目秀麗の美男子で白蜀江花菱綾織袴で浅沓を穿く。直径十二センチ程の円鏡を頸にかけ笏を持つ。」

出典:Wikipedia

 

つまり岩戸山の天照大御神の人形は、言い伝え通りの姿をしているといえるでしょう。

 

天手力男神

残念ながら、岩戸山に祀られている天手力男神の人形の画像は見つかりませんでした。

 

しかし見つけた情報によると赤い肌をして良い笑顔をしているそうです。

 

もし岩戸山に行くなら、ぜひ直接天手力男神の姿を直接見てきてくださいね!

 

伊耶那岐命

岩戸山における伊耶那岐命は下記画像のとおりです。

 

岩戸山の伊耶那岐命の人形

 

 伊耶那岐命は黒い顔で般若のお面のような形相をして、天逆鉾を持っているので少し怖いですね(^^;) 

 

しかし情報によると伊耶那岐命も笑顔を見せているそうです。

 

私が怖く感じただけで本当は笑っているのかもしれませんね!

 

【祇園祭】岩戸山のご利益について

岩戸山では

  1. 開運
  2. 厄除け

のご利益にあやかることができます。

 

実際に岩戸山では開運のご利益があるちまきの購入が可能です。ちまきの販売時間は7月13日18時からとなっています。

 

ちまき以外にもお菓子や手ぬぐいの販売もしているので、手に入れたい場合は時間前には到着しておくと安心です。

 

まとめ

・岩戸山の詳しい歴史は不明だが、『祇園社記第十五』には岩戸山に関する現存最古の記述がある。

 

・岩戸山は日本神話の「天の岩戸」に由来している。

 

・岩戸山の御神体は天照大御神、天手力男神、伊耶那岐命の3人の神様だ。

 

・岩戸山では開運や厄除けのご利益にあやかることができる。

 

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

 

 

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