今のあなたは「本居宣長が書いた古事記伝ってどんな内容なの?」と気になっていませんか?

 

もし宣長が『古事記伝』を書いていなければ、『古事記』が現代でも愛されることはなかったでしょう。

 

今回は『古事記伝の基礎情報・巻別の内容』について深堀りします。

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『古事記伝』はどんな本なの?

『古事記伝』を簡単に説明すると、奈良時代に編纂された『古事記』の注釈書です。

 

奈良時代は平仮名やカタカナが存在しなかったため、『古事記』は全部漢字で書かれていました。

 

全部漢字の原文をイメージしやすいように、下記のような画像を用意したのでご確認ください。

 

引用元:https://himiko-y.com/scrp1/kojiki-11.html#140815

 

宣長は全文漢字の『古事記』を誰でも読めるように読み仮名をつけて、難しい言葉には分かりやすい解説をつけました。

 

『古事記伝』が凄いのは原文に一文字ずつ丁寧に読み仮名をつけている点です。

 

次の項目では『古事記伝』の巻別の内容について解説します。

 

巻ごとによって書かれている内容が違う?

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『古事記伝』は巻数によって内容が異なります。

 

初めの巻は『古事記』に関する解説や独自の見解を述べており、それ以降は全部読み仮名や注釈に使っているようです。

 

そこで、分かりやすいように巻数ごとの内容をまとめてみました!

 

【古事記伝の巻別の内容】 

【1巻】:同時代に書かれた『日本書紀』と比べて、『古事記』が持つ価値を書いている。

【2巻】:『古事記』の序文の解説と、神様の家系図

【3巻~44巻】:漢字に1文字ずつ読み仮名をつけ、難しい言葉には解説も付ける。

 

『古事記伝』が本当に凄いのは現代でも『古事記』の研究に活用されている点です。

 

宣長が『古事記伝』を刊行したのは1790年~1822年なので、約230年経っても使われています。

 

 何度も言いますが信じられないぐらい凄いですよね! 

 

『古事記』は宣長が研究するまでは、全然目立たない日陰の存在でした。それを誰もが知るぐらいの知名度に変えたのは宣長の偉業に他なりません。

 

 『古事記』が大好きすぎる私としては改めて宣長さんに感謝です! 

 

まとめ

 

・本居宣長の『古事記伝』とは奈良時代に編纂された『古事記』の注釈書である。

 

・『古事記』は全文が漢字で書かれているが、宣長はそのすべてに読み仮名をつけた。難しい言葉には注釈もつけている。

 

・『古事記伝』は巻数によって内容が異なる。巻別の内容は以下のとおりである。

 

【古事記伝の内容】

【1巻】:同時代に書かれた『日本書紀』と比べて『古事記』が持つ価値を書いている。

【2巻】:『古事記』の序文の解説と神様の家系図

【3巻~44巻】:漢字に1文字ずつ読み仮名をつけ、難しい言葉には解説も付ける。

 

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

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