日本神話の内容はそこまで詳しくなくても、スサノオとヤマトタケルという英雄の名前は聞いたことがないですか?

 

この二人は日本神話の中でもかなりの知名度を誇ります。

 

そのため「スサノオとヤマトタケルは同一人物なの?」と疑問を持つ方が少なからずいるようです。しかしこの二人はまったくの別人なのです!

 

この記事では『スサノオとヤマトタケルの明確な違い』について簡単に分かりやすくお話ししています。

 

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スサノオとヤマトタケルの違いは?スサノオの親と誕生エピソードは?

 

この二人の明確な違いは神様と人間ということです。

 

スサノオは神様、ヤマトタケルは人間で天皇の息子です。

 

このことについては語ることが多くなるので、まずはスサノオの家族構成と誕生エピソードからお話しします。

 

スサノオ本人はもちろんのこと、家族も誰もが知るぐらい有名な神様ばかりです。

 

具体的な家族構成は以下の通りです。

 

父:イザナギ

母:イザナミ

姉:アマテラス

弟:ツクヨミ

 

 上記の神様はスマホアプリやゲームにも登場しているので、あなたも聞いたことがあるかもしれませんね! 

 

次はスサノオが誕生した時のエピソードをお話しします。

 

①二人はたくさんの子宝に恵まれるのですが最後の出産時、お産が悪くてイザナミは亡くなってしまうのです。

 

②亡くなったイザナミは黄泉の国と呼ばれる死者が住む国に旅立ちます。イザナギはどうしても妻に会いたくなったので黄泉の国に向かいます。

 

③イザナギは妻を見つけるのですが二人はケンカして離婚してしまうのです。これが日本初の離婚です。

 

④「黄泉国」はとても汚くて穢れている世界なので、イザナギは汚さに我慢できなくなって福岡県にあるキレイな川で身を清めることにしました。

 

⑤その川で顔を洗ったときに左目からアマテラス、右目からツクヨミ、そして鼻からスサノオが誕生したと『古事記』には伝わっています。

 

上記で紹介した家族構成からも人間の血が混じっていない正真正銘の純粋な神様ということになります。

 

普通の人間なら鼻から産まれないので(笑)

 

次からはヤマトタケルの家族構成と誕生エピソードを解説します。

 

ヤマトタケルの親は誰?誕生エピソードは?

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ヤマトタケルは12代目の天皇である景行天皇と、イナビノオオイラツメという女性との間に産まれた子供です。

 

スサノオは神様なのですぐに伝説と分かりますが、ヤマトタケルも伝説上の人物だと言われています。

 

なので本人の画像はありませんが、一応ヤマトタケルと景行天皇の人物像は描かれています。

 

景行天皇はヤマトタケル以外にも80人の子供がいたとされています。

 

その内の三人は太子の命を与えられています。太子というのは将来的に天皇を継ぐ皇子のことです。

 

この三人の内の一人がヤマトタケルです。

 

天皇を継ぐ可能性もあったのですが、最終的に山の神様の祟りによって非業の死を遂げてしまいます。

 

スサノオは純粋な神様ですがヤマトタケルの場合は純粋な人間とは必ずしも言えないと考えられます。

 

天皇の遠い遠いご先祖様は天照大御神ですからね。

 

そういった意味でも、ヤマトタケルは神様の血が少しは流れていたと私は考えています。

 

まとめ

・スサノオとヤマトタケルの明確な違いは神様と人間である点だ。

 

・スサノオの父はイザナギで母はイザナミという神様である。

 

・ヤマトタケルは12代天皇の景行天皇とイナビノオオイラツメという女性との間に産まれた子供である。

 

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最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

 

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