神棚は御神札をお祀りする大切なものです。

 

そのため可能なら常に綺麗にしておきたいところです。

 

しかしあなたは、正しい神棚の掃除方法や最適な頻度についてご存知でしょうか?

 

正しい掃除のやり方を知らないと、素材によっては大切な神棚にカビが生えることもあるようです。

 

この記事では『神棚の掃除頻度や時期・掃除にふさわしい時間帯・掃除する際の注意点・神棚の掃除のやり方と役立つ道具』について詳しく解説していきます。

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神棚の掃除のやり方と注意点

冒頭でもお話したように、神棚に使われている素材によってはカビが生えたり歪んだりする原因となってしまいます。

 

一般的に神棚は次の5つの素材が用いられており、下に書かれているほど高級素材になっていきます。

 

神棚の主な素材
  1. 地桧
  2. 米ヒバ
  3. スプルース
  4. 米桧
  5. 木曽桧

 

一般的に地桧じびを使って造られている神棚が多いので、ここでは地桧の神棚の掃除を想定します。

 

地桧で造られた神棚を掃除する際は水の使用を避けてください。

 

下記に具体的な説明を引用していますが、地桧の神棚掃除に水を使うことで、カビが生えたり歪んだりする原因となってしまうのです。

 

ほとんどの神棚は白木で作られています。

水気はカビや歪みの原因になるので、綺麗な乾いた布巾で掃除をしましょう。

出典:株式会社エスアンドシー公式ホームページ

 

説明にもある「白木」とは、杉や桧などの白い木材のことです。

 

地桧も桧の一種なので白木に当てはまります。

 

大切な神棚を劣化させないためにも、くれぐれも水の使用には注意してくださいね!

 

また水の使用以外にも、神棚を掃除するにあたってふさわしくない行為として次の5つが挙げられます。

 

神棚の掃除にふさわしくない行為
  1. 神棚を床に置く
  2. 息を吹きかける
  3. 古くて汚れたぞうきんを使う
  4. 体を清めずに掃除する
  5. 神棚に挨拶せず掃除を始める

 

それでは上記の5つの行為をせずに掃除する方法を見ていきましょう!

 

神棚を床に置く

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神棚は基本的に目線の高さに合わせて、見下さない位置に置くのが望ましいです。

 

そのため私は机の上に綺麗な紙を敷いて、その上に神棚を置き掃除することをオススメします!

 

息を吹きかける

 私もそうですが、ゲームのカセットを掃除するときに、息を吹きかけてホコリを飛ばした経験がある人は多いでしょう(笑) 

 

しかし息を吹きかける行為を神棚に対して行うと、それはNG行為になってしまいます…。

 

もしホコリを飛ばす場合はマスクをしながらホコリとばしを使うと、NG行為にならず誤って吸い込むこともないので健康的にも良いです。

 

古くて汚れたぞうきんを使う

神道は汚れたものや不浄なものを特に忌み嫌います。

 

そのため神棚の掃除には新品の乾いたぞうきんや、はたきを使用したほうが良いでしょう。

 

あらかじめ神棚掃除用のぞうきんを決めておくと掃除をする際に役立つかもしれませんね!

 

体を清めずに掃除を始める

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掃除道具も綺麗のものがふさわしいように掃除をする本人も綺麗にしておいたほうが良いです。

 

お風呂にまで入る必要はないですが、せっけんで手から手首までを洗うだけで問題ありません。

 

神棚に挨拶しない

やはり掃除を始める際は神棚に一言挨拶したほうが良いでしょう。

 

挨拶といっても「今からお掃除させていただきます」のような簡単な挨拶で大丈夫ですよ!

 

神棚の掃除に便利な道具紹介

ここでは神棚の掃除に便利な道具を4つ紹介します。

 

この4つの道具さえあれば、様々な素材の神棚を掃除できるので参考にしてみてくださいね!

 

新品で綺麗な乾いたぞうきん

 

ホコリ飛ばし

 

新品の綺麗なはたき

 

マスク
 

 

特にホコリ飛ばしは神棚以外のものを掃除する際にもかなり役立つ便利グッズです。

 

 実際に私はパソコンのキーボードの掃除はホコリ飛ばしで行っています(笑) 

 

神棚の掃除の正しい頻度や時期

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神棚を掃除する頻度や時期は特に決められてはいません。

 

しかし神棚は神聖なものなので、可能なら毎日綺麗に掃除することが望ましいです。

 

もちろん生活や仕事などで毎日することは難しいかもしれません。

 

そのため最低でも3ヶ月に1度、もしくは半年に1度ぐらい掃除の機会をとるのがちょうど良いと私は考えています。

 

基本的に時期は決まっていないのですが、例外的に掃除を控えたほうが良いとされる日が2日だけあります。

 

それは12月29日と12月31日です。

 

それでは次の項目からこれらの日を避けたほうが良い理由について、簡潔に解説していきます。

 

12月29日に神棚の掃除を避けたほう良い理由

12月29日に掃除を控えるのは「9」という数字が付いているからです。

 

あなたも聞いたことがあると思いますが、「9」という数字は「苦しい」というマイナスの言葉を連想してしまって縁起が悪いのです。

 

12月以外の9がつく日については特に言われていませんが、もし不安ならそれ以外の日に掃除すると気が楽かもしれませんね!

 

12月31日に神棚の掃除を避けたほう良い理由

12月31日に掃除を避けたほう良い理由は、どうしても新年に間に合わせようと急いでしまうからです。

 

特に12月31日に正月飾りを飾るなど、お正月の準備を行うことを「一夜飾り」といって忌み嫌っています。

 

これは当日に慌ただしく準備をすると年神様に対する誠意が見られないこと、慌ただしいお葬式の準備を連想することが理由です。

 

もちろんお葬式は縁起が良いとはいえないことからも、一夜飾りは避けたほうが良いでしょう。

 

神棚を掃除する正しい時間帯

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神棚の掃除に関しては時間帯も特に決められていません。

 

そのためあなたの生活スタイルに合わせて、掃除の時間を設けてほしいと思います。

 

朝しか時間がとれない場合は朝でも大丈夫ですし、夜しか時間がとれない場合は夜に掃除しても大丈夫です。

 

神道は神様への信仰心を重要視しているので、信仰心があれば何時に掃除しても問題ないのです。

 

まとめ

・神棚の多くは地桧(白木)で作られている。カビ防止、歪み防止のためにも水を使うのはやめた方が良い。

 

・神棚を掃除する際に使うと便利なグッズは次の4種類である。

  1. 新品で綺麗な乾いたぞうきん
  2. ホコリ飛ばし
  3. 新品の綺麗なはたき
  4. マスク

 

・神棚は毎日掃除するのが一番良いが、目安としては3ヵ月~半年に1回のペースでも問題ない。

 

・神棚を掃除する日にちや時間帯は決められていない。しかし、12月29日と12月31日の掃除は縁起が悪いとされている。

 

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

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